綺麗なコメツキが茎の先端まで行き着いて、次の行動を思案しているようだ。私も1時間ほど観察し、次の行動を考えているところでした。前回紹介しきれなかった昆虫たちの登場です。
SIGMA 150mm 1:2.8 APO MACRO DG HSM + Nikon D300
シモフリコメツキ。
朝の光で金色に光っていました。
葉の下にしがみついていたシャク蛾。
目にやさしく好ましい写りだった。
接近し撮してみたら・・・
少しどぎつい感じに記録されたフタスジオエダシャクのようです。
二筋にのびた黒線のカーブの具合からウスバフユシャクと考えていましたが
発生の時季等考慮した種をてんとう虫さんに教えていただきました。
草原を、重く邪魔そうな触覚を振るわせて飛んでいる不思議昆虫。
ちょっとした草地によく見ると、いるわいるわ。
クロハネシロヒゲナガです。
なぜこんなカタチになったのだろう?
引き続き観察を続け想像してみよう。
よく似た種のようだが、こちらはバランスのとれた触覚を持っていた。
身体は乾いているようですが、植物はまだ沢山の水滴をまとっていました。
前回紹介しているホソバトビケラ。
彼の視覚はどんな風景を見せているのだろう。
目の前の大きな水滴はどんな風に見えるのかな。
飛び立つ寸前のベニシジミ、足に注目!
まだこの時間では、乾ききっていない翅が重そうです。
水はけのよい鱗粉と、微少なために、本当にまん丸な水滴です。
朝は、あちこち飛び回るアゲハも落ち着いた行動をとっています。
ナミアゲハも春型の方が青や橙の色が豊かです。
セセリチョウ・・・
コチャバネかイチモンジか、翅の表が撮せなかったので名前に不安。
シオカラトンボ♂が羽安め。
こちらは懸命に使命を果たそうとしている連結とんぼ。
シオヤトンボの成虫期は蜻蛉としては早く短いのです。
大きな甲虫がのっそりと・・・大きいと言っても2cmクラスです。
(私の個人的な標準のサイズは5mmです!)
オオヒラタシデムシ。
さて、困ってしまったサシガメの仲間のような甲虫の幼虫。ひっくり返った看板の
金属上にいたので標本写真のように写ったには写ったのだが・・・
極端に太い前肢が同定に苦労させています。
後肢が太い仲間は多いのだけれど・・・
謎と発見は観察の面白さです。
水滴を背負った昆虫たちといい、収穫の多かった早朝散策でした。
Comments [2]
てんとう虫さん
当麻さん、こんばんは。
いつも楽しく拝見させてもらっています。
今日は随分早い探索でしたね。
これからは寒くないから早朝探索も一つの良い方法ですね。
ウスバフユシャクとなっている蛾はフタスジオエダシャクかその近い種ではないでしょうか。
ウスバフユシャクは12-2月出現となっていますので、今はいないと思います。
それから、シオヤトンボとなっているトンボはシオカラトンボかも知れません。
交尾している方はシオヤトンボです。
塩屋蜻蛉は塩屋ですから殆ど尾の先まで白いそうです。
tomaさんから てんとう虫さんへの返信
いつも見てくださりありがとうございます。早朝の観察では、びっしょり濡れた昆虫がじっと朝日を待つ姿がけなげです。ところが昆虫と同じように散策後の私のズボンと靴もびっしょりでした!
ご指摘の昆虫名を早速本文中に生かしてみました。
てんとう虫さんのブログの地味な覆面昆虫の画像にいつも感心しております。5月14日付のコシロモンヒメハマキにはビックリしました。火山岩のなかの鉱物まで真似ているような巧みさに関心しきりです!