そろそろ「蛾」観察報告のタイトルが、枯渇してきました。プリンアラモードのように豪華多彩ではありませんが、私にとっては新種もあり「アラモード」です。今回は毛虫も登場します。
Lumix G2
マエキトビエダシャクが街灯の金属剛体にとまっていました。
こんなところでも「擬態」効果が発揮されています。
街灯の足下にも蛾が来ていました。
地味ですがこんな所では目立ちます。
(11/12追記-すれた感じですが、オオバコヤガらしいとATSさんから
教えていただきました。一見の文ですので、ぜほコメントをお読み下さい。)
幌製の車の屋根にシロオビノメイガ。
ウスキツバメエダシャク。
ホワイトカーペットより美人に見えます。
ツヤアオカメムシがクサギの中を移動中。
流し撮りをしていたら・・・頭隠して尻隠さず。
黒い斑紋頼りに探すと・・・
チャマダラキリガのように見えますが、凝った模様も薄いので
確信がありません。
(やはり・・・別種でした。クロクモヤガと教えていただきました。)
この蛾12時間近く、じっとしていました!
ソトウスグロアツバに似た黒い点がありますが・・・
こちらにも黒い点が・・・
しかしこっちは超超スリムなレディー・蛾蛾。
(レディー・蛾蛾ではなくシマトビケラ、レディー・ケラでした。
ATSさん、てんとう虫さんありがとう。)
この子も超超スレンダー美人。
オオボシオオスガかマユミオオスガに見えます。
こちらはソトウスグロアツバかな。
逆さに見ると、子狐のように見えます。
この大きな金色の毛虫も、実際不明種なのだけれど、
ナシケンモンの褐色型に似ているところもあります。
(11/12追記-これはヒトリガ科の幼虫らしい。詳しく丁寧な解説を
ATSさんからいただきました。)
鮮やかな色彩の、とても目立ちすぎる毛虫。
長い毛先が白く縮れています。
リンゴケンモンだと思います。
夜の白壁でハンティングするコカマキリ。
夜の白壁が楽しみな私。
Comments [2]
No.1ATSさん
こんばんは。
寒くなって虫の数も減り気味ですがまだまだ色々な種が頑張ってますね。
さて、街灯の足下に来た蛾はかなりスレていて斑紋がはっきりしませんが、オオバコヤガかも知れません。
チャマダラキリガのように見える蛾はクロクモヤガです。初夏に発生して夏は休眠して秋に再び出てきます。今の時期はかなりスレていますね。
ちなみにチャマダラキリガは晩秋に羽化してそのまま越冬して早春に再び活動します。今頃見られる個体は鮮度が高いです。
その下はお見立てどおりソトウスグロアツバで良いと思います。
「超超スリムなレディー・蛾蛾」は蛾ではなく、シマトビケラの仲間のように見えますが、いかがでしょう?
「超超スレンダー美人」はお見立て通りスガ科スガ亜科は間違いないですが、この仲間はお互いによく似ており、外見だけで種を確定するのは困難です。幼虫が何を食べるかで種が分かれているような状態です。
「ナシケンモンの褐色型に似ている」幼虫ですが、ヒトリガ科の幼虫だと思います。スジモンヒトリかも知れません。
ナシケンモンの幼虫は横から見ると胸(3対の脚が出ている部分)から腹部にかけて折れ曲がり気味に盛り上がる独特のシルエットが特徴ですが、お写真は盛り上がりが見えなくてのっぺりとしていますね。
その他の蛾は賛成です。リンゴケンモンの幼虫はモンシロドクガやキドクガと間違えやすいのですが、毛先の違いで判別できましたね。さすがです。
tomaさんから ATSさんへの返信
一作のコラムになりそうなコメントをありがとうございます。ナシケンモンの褐色型は、「リンゴケンモン」を見ていたので、心の中で「林檎」と「梨」とつながってしまいました!蛾の数も減っていってしまうのですね・・・せっかく毎日観察できるスポットを、職場の中に見つけ、個人的新種も、どんどん増えていっているのに残念です。
「シマトビケラ」のことは、てんとう虫さんからも指摘されていて検討に入るところでした。すっかりスマートな蛾のイメージにだまされてしまいましたが、ここに水生昆虫が来るということは記録としては興味深いです。新しい知識の本文への反映は、文章を吟味して書き込みたいと思います。ありがとうございました。
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