当麻喜明

金環日食観望シミュレーション

2012年5月 4日 | 当麻喜明 | Comment0

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5月21日の日食観察のトライアルを行いました。太陽の観察歴は長いので必要な道具はあるのですが、今回は多くの人に楽しんでもらう観察会を行うことになっています。自分の観望が主に出来ないので、短時間にスムーズかつ確実な(自分用の)システムを、あらかじめ組んでおく必要がありました。家の前で実験です。

Pentax K7 + K-01 & Ricoh GRDⅢ


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上は SMC PENTAX FA 100-300mm と SMC PENTAX M 400mm F5.6
FA は ND400 + ND8 で減光。M はアストロアーツの簡易減光フィルター仕様。
下2機種は、ユニトロンソーラーフィルター(金属蒸着フィルム)で減光した
Televue Pronto 70mm ED 480mm と BORG 76ED 500mm 。


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FA 100-300mm の100mm端と300mm端。
単焦点でレンズの構成枚数が少ない方が今回は良いとわかりますが
100mm をファインダーとして太陽を捉え、300mm で拡大という技が生かせます。
天気雨が降るような気象条件でした。太陽に光冠が出ていました。


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M 400mm 簡易減光フィルター 自作コスト50円に満たないフィルターです。
日食メガネでの眼視はこんな具合なので、記憶写真として残しておこうかな。


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再び日光冠の画像を。
日食中、気温低下で雲の発生が多いので、臨場感は広角で伝えられそう。


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Pronto(上) と BORG の比較は天候が悪化してきたので出来ませんでした。


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太陽観測には無理と承知で、以前 AD-VIX AV-103SS でも撮影しました。


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肉眼(日食メガネ)でもわかる黒点がありました。


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簡易フィルター仕様で SIGMA 150mm MACRO と TAMRON SP 500mm F8 。
参考に・・・


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怪しげな雲を撮そうと、空に向けたカメラに飛び込んできた虫虫。


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藤棚のフジの花に気が付けば沢山の訪問者が・・・


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一番多いのがクマバチ。派手な羽音がずっとしていました。


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ポタッと落ちてきた少数派のクロマルハナバチ。


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肉眼ではわかりませんでしたが、減光して気づいた日光冠。


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条件の良いとき撮した太陽像。5月4日 11時16分 の姿です。
太陽は今活動期にあるのですが、一般的な平穏状態とは明らかに違う動きで
あることが日本の探査機で実証されました。
通常は北がS極、南がN極の磁極を持つ大きな磁石とも考えられるのですが
南がS極に転じることが確認されたのです。北も南もS極になるのです。

過去の例からすると地球低温下の兆しといえる事態なのです。


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黒点と粒状斑・・・白色フレアのようなものがわかります。


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実際に撮影した太陽像に「黒色円盤」を重ねて疑似日食を作ってみました。
5月21日には黒色円盤は本物の月が重なってくれます。
空の雲の変化、動物の行動、風向の変化・・・
楽しくも忙しい日食観察になりそうです。


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