高い鉄塔の周辺がクズのジャングルになっていました。ここは道路の脇にも観察できそうな場所があったので、早速調べてみました。いつもの丘陵ではなく、所沢-狭山市間に新しくできた道路の周辺観察です。
Pentax Q7 + 02 & Ricoh GRDⅣ
交通量の少ない脇道にいた、吸蜜中の虫は、
ツマグロキンバエでした。複眼に現れる模様は独特です。
ギンツバメもさりげなく。
カズラです。ヘクソカズラという名前に反して、美しい花が今真っ盛り。
林縁部に、じっと動かない大きな蛾がいました。画像の真ん中です。
やけに暗い色の、シモフリスズメだなあと、思っていました。
事前に視ていただいた ATSさん から、エビガラスズメと教えて
いただきました。
こちらは、コシロシタバ。共に大きく前翅を拡げたら、特徴的な後翅や
エビ柄の腹部などが観察できるのですが。
小さな穴の開いていた、ホウネンタワラバチの卵のう。
別の木の、狭い場所にも、大きな脱け殻3つ。
林を横切る観察路周辺にも、たくさんの生き物の痕跡がありました。
セミの幼虫の脱け殻だけじゃなく、そこそこの大きさの蛾のサナギも。
そして、これからサナギ、成虫になる、現役の生き物・・・
不思議な生活史をもつセミヤドリガにも出会いました。
「セミさん、ありがとう!これから私もこの森の中で飛んで生きます」。
多様な生物に、多彩な生き方があるのだなあと感じました。
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