当麻喜明

大草原の小さな虫-1/2

2013年8月23日 | 当麻喜明 | Comment0

001.JPG 2013.8.21 sougen no tower

高い鉄塔の周辺がクズのジャングルになっていました。ここは道路の脇にも観察できそうな場所があったので、早速調べてみました。いつもの丘陵ではなく、所沢-狭山市間に新しくできた道路の周辺観察です。

Pentax Q7 + 02 & Ricoh GRDⅣ


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交通量の少ない脇道にいた、吸蜜中の虫は、


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ツマグロキンバエでした。複眼に現れる模様は独特です。


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ギンツバメもさりげなく。


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カズラです。ヘクソカズラという名前に反して、美しい花が今真っ盛り。


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林縁部に、じっと動かない大きな蛾がいました。画像の真ん中です。


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やけに暗い色の、シモフリスズメだなあと、思っていました。
事前に視ていただいた ATSさん から、エビガラスズメと教えて
いただきました。


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こちらは、コシロシタバ。共に大きく前翅を拡げたら、特徴的な後翅や
エビ柄の腹部などが観察できるのですが。


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小さな穴の開いていた、ホウネンタワラバチの卵のう。


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別の木の、狭い場所にも、大きな脱け殻3つ。


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林を横切る観察路周辺にも、たくさんの生き物の痕跡がありました。


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セミの幼虫の脱け殻だけじゃなく、そこそこの大きさの蛾のサナギも。


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そして、これからサナギ、成虫になる、現役の生き物・・・
不思議な生活史をもつセミヤドリガにも出会いました。

「セミさん、ありがとう!これから私もこの森の中で飛んで生きます」。

多様な生物に、多彩な生き方があるのだなあと感じました。

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