当麻喜明

クロスケの家夜間生物調査2/5-屋敷周辺

2012年8月 1日 | 当麻喜明 | Comment[2]

001.JPG 2012.7.21 kunugi-sakaba

クロスケの家は、お茶や蚕の生産業をされていた旧和田家の母屋です。広い屋敷であり敷地には茶工場や蔵などがあります。砂川堀の南の高台で周辺にはお茶畑が残ります。樹液の出るクヌギに集まる昆虫や砂川堀のホタルの生存を探りに探索しました。

Ricoh GRDⅢ & Lumix G2 & Pentax K5


002.JPG

003yotubosikesikisui.JPG

この日の観察集合後まもなく砂川堀に下りました。
途中のクヌギはたっぷりの樹液が出ていてカブトムシやクワガタ、
ヨツボシケシキスイが全身樹液に浸ってうれしそうでした。
(針葉樹の樹液なら閉じこめられて琥珀になってしまいそう。)


004bekkou.JPG

ベッコウハゴロモはこんな風に蝋物質から身体が出ていると
サッとジャンプすることが多いです。


005.JPG

20:00 虫は少なかったですが、観察者は一番多かったです。


006.JPG

007.JPG

街灯には虫が集まる・・・それがライトトラップの観察の根拠です。
本物の街灯には小さな蛾とクサカゲロウがいました。
お互いの存在を意識しているのか知らぬのか、真逆の位置でした。


008oogeji.JPG

009midoribabayasude.JPG

オオゲジとミドリババヤスデ。
ヤスデの脚は一節から2対ずつ、計4本出ています。


010.JPG

011.JPG

ホタルは葉にとまった4個体ほどが、かなり長いインターバルで
明滅していました。写真は撮れず・・・堀を渡ると2頭のアブラコウモリが
飛び交っていました。


012.JPG

なんとか撮すことが出来ました。


013.JPG

014.JPG

3:30 には6-7頭のカブトムシが集まっていました。
近くにはオオシマカラスヨトウも。


015.JPG

さて、調査員たち。


016.jpg

彼らの当日の控え室。私は寝るのがもったいないので、
カメラを持ってぶらぶらしていました。


017.JPG

虫たちの仕草は可愛らしく面白い。
これは「頭隠して尻隠さず」のオオシマカラスヨトウ。


021.JPG

022.JPG

明け方見せていただいたセンサーカメラの成果。
ネズミの仲間が写っていました。


018.JPG

019.JPG

020.JPG

センサーカメラです。実はカメラの様子を調べにいった「ヒト」が
一番多く写っていたそうです。


023.JPG

次回コラムは、いよいよライトトラップとその周辺に集まってきた
夜好きの虫たちが登場します。

Comments [2]

No.1

初めておおげじ見ました。                さらに、べっこうはごろもの身体がでるときかっこよくきれいでした。すごいと思います。つぎはもっとおおきい大げじみてみたいです

コメントありがとうございます。
虫のデザインは多彩ですね。ベッコウハゴロモは
「リオのカーニバル」なんて言う方もいます。
今年もまもなく夜間調査です。報告を待っていて
くださいね!

コメントする

公開されません

← ホーム  ↑ トップ