12月27日14時過ぎ、卵痕の近くから♀がいなくなりました。もっともいつまでも側にいたら、ここに産卵しました!と目印になってしまいますから、当然のことだったかも知れません。年が変わった1月6日、再び♀を見ました。
Pentax K-5Ⅱs + Ricoh GRDⅣ
痩せた、老いたる母の姿・・・
これを可愛いと思うかは、人それぞれでしょう。
私は過酷な冬に成虫になる、飛ぶための翅を持たず(♀)、食する口のない
フユシャクという蛾を、たいへん切なく愛おしく思います。
さて、推理です。
周りがコンクリートの上になる塀に何故シロオビがいたのだろう?
一番近くにあるサクラは、こんなところです。
長い旅のすえに、見付けた丈夫な産卵場所が西門の塀だったのでしょうか。
期せずして、ここで探していた♂に会えました。
このサクラを中心に、シロオビフユシャクは脈々と生存し続けて
いたのでしょう。
サクラの葉が食べ尽くされるわけではないのですから、ここでは
「植物の害虫」とか「食害」とか、忘れたいです。
シロオビフユシャク、ウスバフユシャク。
サザナミフユナミシャク、ウスモンフユシャク。
さざ波・・・心地良いネーミング!
さて、観察中に出会った人たちに、フユシャクのことを説明しました。
まさかこんな近くで観察できるとは!
Comments [2]
No.1mtana2さん
その1から、克明に記録されていますね。
経緯や背景がわかって、すばらしい記録になりましたね。
生徒たちが観察している光景が微笑ましいです。
tomaさんから mtana2さんへの返信
matan2さんにも見ていただいたシロオビの♀ですが、
一時行方不明になりました。昨日(15日夕方)再発見できました。
嬉しかったですよ!
また情報がありましたらご連絡しますね。
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