当麻喜明

あらためて蝶や蛾を見てみよう-クロホシフタオ

2011年7月29日 | 当麻喜明 | Comment[2]

001.JPG 2011.7.23 AKB48 o kikinagara

先週末、西武球場の側で観察をしていたらBGMが流れてきた。AKB48ドーム公演のスタートが此処らしい。「AKB48!」の雄叫びの後、「おーーー」と怒濤が起きなかったので、リハーサルの最中だったようだ。今気づいたのだが最中(さいちゅう)は「もなか」と書くんだな。私は樹液より「最中」(もなか)が好きだ。

Nikon D300 + SIBMA 150mm 1:2.8 APO MACRO DG HSM


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樹上にアカボシゴマダラ・・・


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しかし今日の観察では別の低い樹液にもチョウの姿がありました。
オオムラサキをこんなに近くから観察できました。

痛んだ翅を見ると、4週間という成虫での寿命が伝わります。


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上)アカボシゴマダラ
下)ゴマダラチョウ

ゴマダラチョウは同じ観察地の2日後の出会いです。
無地のTシャツ姿のような、さっぱりした出で立ち。

アカボシゴマダラは「ガンバロウ」の赤文字Tシャツ。


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精悍なルリタテハ。
裏と表の翅の切り替えの見事さ!


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キタテハも、それは同じです。
「チョウは翅を閉じて泊まる」これは都市伝説でしょうか・・・
50年前にも聞いた気がします。


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バタフライにモス。これはモスのコシロシタバ。
英語でもチョウと蛾は区別があるようですが、分類上は同じ「チョウ目」です。
一般的には、目の上が「科」、目の下が「網」です。


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会いたかった、会いたかった、会いたかった、イェイ!!
クロホシフタオの面白い翅のデザイン。


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ペタリと翅は開いて泊まってくれます。
チョウ基準だと、こちら側は表になります。


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ムラサキツマキリアツバでしょう。
翅の開き方が中途半端です。最近見た同種はいっぱいに開いていました。
のぞいている後翅に紫の色調がのっています。

翅の端っこが、めくり上がって見えますが・・・


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実は平面的で「絵」なのです。
ガの、こんな模様にはいつもビックリし感心します。
尊敬を込めて「レディー・蛾蛾」は立派です!


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ここも、急にトウキョウヒメハンミョウが多くなりました。
「東京」と名が付くとおり、この近辺の狭いエリヤの生活種です。
資料によれば、生活圏は本州(東京近傍),九州(小倉付近)とあります。
シロシタ教授の宝物に違いありません。


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連写した数枚を重ねて一枚としました。
ピントの合った範囲が深くなりました。

前半はチョウ、後半は蛾でまとめてみました。
逆でも良かったかもしれません。

蛾の市民権向上のためにはね!

Comments [2]

No.1

先生!ムラサキツマキリアツバの写真の葉っぱの枯れた部分がもう一匹のムラサキツマキリアツバに見えませんか?やっぱり写真は、おもしろいですね!後、AKB48の先生が言うリハーサルは、リハーサルではなく先生一人のためにAKB48!と言ったんじゃないですか?

見えます!生物は「何かがわかって」進化し続けているのでしょう。「上手上手!」と褒めてあげたいですね。モジャさんも「モジャモジャ写真事務所員」になりませんか?

AKB48 の雄叫びが私のために言っていたのなら・・・
やっぱり「おーーー!」と答えるべきだったのかな。

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