高さ2mmの金属光沢を持つ子実体「ジクホコリ」です。荒幡富士「いきふれ」の資料を撮させていただきました。変形菌(粘菌)は変形体という微生物を補食する(アメーバー状の)動物的側面と、画像のように胞子で増える準備の出来た子実体の植物的側面(菌類的)な生き方を交互にくり返す不思議な生き物です。このサイズの生き物からすれば狭山丘陵は巨大な無限丘陵でしょう。
Sony DSC-H10 & Pentax K7 + TAMRON SP 180mm F2.5 LD (IF)
顕微鏡の接眼レンズにカメラのレンズを付けて、コリメート撮影しました。
この美しい粘菌を知ってしまったことは悲劇でした・・・
枯れた落ち葉や小枝さえ散策中の観察対象になってしまったのですから。
落ち葉が白くなっています。これが観察対象です!!
(地域の奉仕作業中に発見しました。)
放射状に白い変形体が伸びて、落ち葉の上に獲物を見付けていった痕跡です。
別の枯れ葉には子実体が伸びていました。胞子は拡散させた後で葉を落とした樹の様です。
よく見ると人がのびをしているようにも見えます。
右手で支えている黒っぽいボールは何でしょう?
胞子の形態をしています。
2カ所の地点で見られた「冬虫夏草」状の生命体。
案内していただいた管理者の方と一つを掘り起こしてみました。
オサムシの幼虫に寄生したものなら「オサムシダケ」という冬虫夏草のようです。
キノコの幼菌も「かわいい」「不思議」の形態です。
シロオニタケの幼菌。
(2011.8.18 訂正 コオニタケ→シロオニタケ)
成長したシロオニタケです。
キノコは秋だけでなく、湿度の多い今の季節も森では活発に活動しています。
ただよく素性の分からないものも多く、頭の中が混乱します。
タマゴダケの仲間のようですが色が・・・
チャタマゴダケというのもあるそうですが、これがそうなのか不明です。
頭隠して羽隠さず・・・
さて森の中にもトンボがいました。
メスのコシアキトンボです。
枝にとまったままの姿勢で、命を冬虫夏草に托したトンボの写真が
山と渓谷社のキノコ図鑑にのっていました。
この森でいろんなものを見てみたい私は、少し複雑な心境です。
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