家族と合流する前に、トンボがいそうなところを探しました。すると、「トンボの湿地」という場所を見つけました。到着すると、そこは遊歩道がある森の中の池といったような場所でしたが、トンボを見つけることはできませんでした。水の中を覗いてみると、オタマジャクシとメダカがたくさんいました。

次に昭和記念公園で一番大きな、「水鳥の池」を目指します。水鳥は鴨しかいませんでしたが、たくさんのボードが楽しそうです。娘たちが乗っているボードをひとめで見つけることができました。娘と友達が私を呼ぶ声が聞こえてきました。「葉っぱのパノスケー」。私はいつも、そう呼ばれているのです。

ここならトンボがいるだろうと、湖畔を探してみると、１頭のトンボが私の前を通り過ぎました。2010年最初のトンボは昭和記念公園で見つけました。当麻さんから、西久保湿地ではシオヤトンボが４月３０日に羽化が始まったと聞きました。遠く離れたトンボたちが、私たちのメールや携帯電話にように、情報交換をしているようでした。素晴らしき生物時計です。

茶褐色の胴体に黄色のライン、シオヤトンボのメスだと思ったのですが、よく見てみると翅に黒い模様があります。初めて見たトンボでしたが、昭和記念公園のホームページにある、公園図鑑 > 昆虫で、見つけることができました。「ヨツボシトンボ」だとわかりました。このトンボは、翅（はね）にある４つの黒色斑が名前の由来です。尾の先端がUの字になっていないので、メスだと思います。

娘たちと合流すると、トンボを探す時間はありませんでした。午後になり気温が上がってきました。娘たちはがまんできずに泳ぎ始めました。

たくさん遊んだ後も帰りたくない娘たちと駐車場に向かいました。最後の写真はこもれびの丘での証拠写真です。私がパパとしての仕事をした証拠です。いや、見晴らしがいい丘での記念写真と記しておきましょう。