当麻喜明

狭山丘陵のトンボ池-ウチワヤンマ

2011年8月11日 | 当麻喜明 | Comment[2]

001.JPG 2011.8.10 kono natu wa utiwayanma

去年初めてウチワヤンマを見たのは、北本自然観察公園の高尾の池でした。腹部後端の尾翼のようなデザインは他のトンボとの、すぐわかる識別ポイントです。このウチワヤンマを狭山丘陵で確実に確認したのは昨日がはじめてでした。

Pentax K5 + SMC PENTAX-F 1:4.5 300mm ED[IF] ☆


002.JPG


多摩湖堤防下部にある大きな公園には、所々古い石積みが残っています。
京都南禅寺を思わせる散歩道にハグロトンボが休んでいました。


003.JPG


コシアキトンボも、他の池より飛行コースが長い水場があります。
流し撮りしてみました。


004.JPG


仲良く飛んでいるように見えますが、実は威嚇し合っているのです。


005.JPG


立派なカメが泳いでいます。


006.JPG


コシアキトンボの、向こうの後ろ姿のトンボは何でしょう・・・
以前、ここでお会いした、てんとう虫さんと「ウチワヤンマらしいのがいそうだ・・・」
とお話ししていたことがありました。


007.JPG

008.JPG

009.JPG


ぐるっと一回りするまでもなく、すぐわかる特徴的なトンボです。
確実な情報に欠けていたウチワヤンマでした。

石神井公園のそれと同じように、杭のようなものに比較的頻繁に休みます。
ヤンマ・・・といいますが、分類上はサナエトンボに近いのです。
ウチワ・・・今年の夏は省エネにうちわが良いですね!


010.JPG


副精器が見えるオスのウチワヤンマでした。
力のモーメントや、航空力学からも、このトンボの上下に飛行曲線を
変える能力は、優れていることがわかります。


011.JPG

012.JPG

この池には、なかなか休まない別種のトンボも居ました。
シルエットの2枚からはよく分かりませんが、


013オナガサナエ.JPG

014.JPG


このぶれた画像からオナガサナエらしいとわかります。
さらに詳しい方から、オオヤマトンボでは?というご指摘を受けました。


015.JPG

016.JPG


金色の錦鯉の上にウチワヤンマ。

さらに今日は、公園管理をされている方から有用な情報をいただきました。
管理は月水金の朝から11時までだそうですが、2頭のチョウトンボが池の上を
南から北に飛んでいたのを見たというのです。

この公園管理の方は、石神井公園で野鳥観察をされているベテランの方なので
観察眼はしっかりした方です。

丘陵には「とんぼ池」というのは、緑の森博物館の大谷戸湿地に既存します。
ならばここは「トンボ池」と名付けても良いような場所でした。

Comments [2]

No.1

こんばんは。
これは動かぬ証拠をおさえましたね。
私も、今日この池に行ったのですが暑くて集中できませんでした。
これで楽しみが出来ました。
再度挑戦してみます。

先日お会いした辺りの樹液にスミナガシがいるようです。
似ていたのですが未確認です、逃げられました。

私も今日の午前中、この池にいました。同じ場所にウチワいました!そして、てんとう虫さんが落羽松の呼吸根を撮された場所に、マルタンヤンマのメスを確認しました。そして、クロツマキシャチホコらしきものも見付けました。

都市公園と思い少し散策が遅れましたが、これからは、ここもMFと呼べるように通うつもりです。スミナガシにも会いたいです。明日もきっと「アセナガシ」の一日でしょうね

コメントする

公開されません

← ホーム  ↑ トップ