マルタンヤンマの♀ / 2010年7月26日
二日続けて、マルタンヤンマで有名な東京都内の大きな池に行きました。15頭ほどいたとのネット上の情報があり、簡単に見つけられると思ったのですが、なかなか見つかりませんでした。
このコラムは問題から始まります。私の背丈より低いこの低木にマルタンヤンマが留まっています。みなさん、見つかりますか。
眼も翅も体全体がブロンズ色です。蛍光ペンの黄色のような模様が胴体側面や翅の付け根にあります。
私の想像ではもっと高木に留まっているかと思っていましたが、案外、地面に近いところにいました。
ウチワヤンマは、水面に立っている棒に留まっていました。このトンボはこういう場所が好きなようです。
水面から離れた薄暗い森の低木の枝の先に、翅の付け根がオレンジ色のトンボを見つけました。すぐにネキトンボだとわかります。
錆びた有刺鉄線にもマルタンヤンマの♀が留まっていました。同系色です。樹の枝よりも見つかりにくいでしょう。
低木の中に違うトンボを見つけました。実際はこの画像よりも薄暗い状態です。場所は池の水面が見下ろせる斜面の中の低木です。
撮影してカメラのモニタで拡大してみると、ブルーの眼を確認できました。マルタンヤンマの♂です。マルタンヤンマは黄昏飛行をする習性があります。黄昏飛行前の休息でしょう。
夕方5時半を過ぎ暗くなりました。帰る途中、枝にぶら下がるトンボ探しに眼が慣れてきたのでしょうか、黄色の模様がくっきりと見えるトンボを見つけました。
ヤブヤンマです。カメラのフラッシュにマスクをかぶせて、光を弱くて撮影しました。このトンボもそろそろ、黄昏飛行に出勤でしょうか。私は家に帰ることにします。
観察したトンボ(多い順):コシアキトンボ、マルタンヤンマ、ネキトンボ、ヤブヤンマ、ギンヤンマ、ウチワヤンマ
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