当麻喜明

続・不思議な生き方-狭山丘陵の粘菌

2014年9月19日 | 当麻喜明 | Comment0

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室内できちんと学習したら、今度は屋外で実習するというのが、勉強のパターンです。ここで見た資料と同じ種や、更に珍しいものを発見したく、丘陵東部の森へ出かけました。

Olympus OM-D E-M5 & Ricoh GRDⅣ


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「風の谷のナウシカ」の腐海は、粘菌たちが緑の森を朽ちさせて
いるところです。一見そう見えるのですが、ナウシカが地下室で
行った実験によると「きれいな空気と水なら」腐海の粘菌は毒を
持った胞子をはかないのです。

実際の丘陵で暮らす粘菌たちも、動物的な時期に、たくさんの
バクテリアを捕食していると考えられます。


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森の入口にある建物にマダライラガがいました。


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丘陵の歩道。せっかくの景色は目に入れず、ひたすら
菌類を探します。


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今は菌類が多し。


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光合成をしないので、キノコの色はバリエーション豊富です。
白くても、いいのです。


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地味な色ですが、スタイルは独特です。


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赤は危険色。「私を食べないで!」と、主張していました。


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さて、これは粘菌です。


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ツノホコリといった仲間のようです。これは子実体で、動物的に
振る舞ったあと、植物のように変形し胞子をまく準備にはいった
状態でしょう。


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もし粘菌といった生きもののグループがいなければ、この世界の
命はバトンタッチが出来ずに、渡さなければいけない身体は
役にたたないまま、この世に残るだけです。

ナウシカの腐海の生きものは、腐海を分解して浄化するということ
をやっていたのです。


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タマツノホコリ・・・


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金平糖のような形をしています。


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ススホコリ。いきふれの資料箱の中にもあった粘菌です。
フィールドで実際に見付けてみると、黄色いと言うことだけでも
いい物を見た気分になります。


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面白い菌類を探していた私の目は、虫探しの目からは
遠かったらしいです。


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ここに「蛾っぽい」生きものがいたのを見付けたのは、画像を
PCで拡大してからでした。見つかりましたか?


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現地で気が付いていれば、充分センターに入れて撮していたのに。
今日の主役は「粘菌・変形菌」でしたからね。

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