当麻喜明

秋の夜長-身近な希少種 カンタン

2012年9月 9日 | 当麻喜明 | Comment0

001.JPG 2012.9.4 kantan no iru nigauri

夏の思い出の報告が続いているので、ここでリアルタイムの秋の観察を。カンタンは鳴く虫の女王と言われ、この音を好む方は大変多いです。甲高くもなく複雑すぎず、好感を持てる波長(ヘルツ)で淡々とくり返される秋の音です。

Lumix G2 + Ricoh GRDⅢ


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最近見付けたカンタンのポイントは、我が職場のニガウリのフェンスです。
身体に対して小さな翅で懸命に鳴く(音を出す)のですが、やはりそのままでは
小さいのか、植物の葉を反響板に利用します。


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湯船から顔を出したような愛嬌あるポーズで奏でます。

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翅もたいへん柔らかそうです。だから低く心地良い音になり
大きな葉の反響を利用した間接音を私たちは聞くのです。


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去年はここではなく近くの空き地で聞いていたカンタン。
身近な希少種。


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最近観察したホシコヤガ、ケブカチビナミシャク(?)
テングイラガ。


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撮してその場で拡大してやっと「生き物」だとわかった小さな物体。


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突っ立った姿勢が決め手のひとつになったトビモンシロノメイガ。


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トビナナフシ。翅を持って不器用ながら飛べるナナフシ。
メスばかりで単為生殖で増えるらしい。


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8月29日の朝焼け。


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9月6日の夕焼け。
ところがこの空は南です。方向違いのような紅の空。


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本来の夕空はこちら。西の空。


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そして今朝(9月9日)。月は木星の側にありました。
視界を上に向ければすばるが見えました。
秋の夜長・・・天体写真のシーズンでもあります。

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