観察3日目の朝、ついにキョロ(キイロスズメ)に劇的な変化が現れました。昨日作られた葉の簡単なむくろの中で動かず、余分な水分か油分の様な物を出し、固まってきたような雰囲気です。蛹化が始まったのに間違いありません!
Lumix G2 + LEICA DG MACRO-ELMARIT 1:2.8/45 ASPH.
ピントを少し中に送り込み、様子をみてみました。
全体に茶色化して、必死に余分な物を絞り出しているようです。
頭部の方を見てみたいです。
ストロボ光で観察が出来るでしょうか・・・
光は届き、戻ってきました。
白く光った部分が、湿っているように感じます。
画像は8:17から8:20までの記録です。
午後はアリーナのステージにコミスジが翅休めしていました。
綺麗なステージの床に全身が写っています。
こんな感じに、翅を半分開きかかったポーズが好きです。
夕5時近くになって茶色い幼虫が届けられました。
除草していて見付けたそうです。
摘まれた草といっしょの幼虫。
このときは、キョロに似ていたので「キョロ2号」としました。
行儀が悪いこの子は、目の前で糞をしました!
前の画像でもわかるように、糞の直径は身体の直径の2/3くらいあり
炭焼きのピーマンのようでした。緑を食べて黒を出す、これも不思議!
このときは、キョロの家の半分を仕切り同居させたのですが、
どうも食草が違いました。ヤブガラシやツタのようです。
キョロ2号とした新人は「コスズメ」のようです。
蛹から羽化までは早く、2-3週間のようです。
それに比べると、ずいぶんスローライフなキイロスズメ。
飼育記録の報告を読むと、約1年は掛かるようなのです。
Comments [6]
No.1橋壊しモジャモジャ事務所員さん
写真に写っている人物は…TくんとMくんじゃありませんか!
キイロスズメの余分な物って体内の水分とかですか?
先生教えて下さい。
No.2tomaさん
まず写真のモデルさんは正解です!
こんどはモジャモジャさんにもモデルになってもらいましょう。
幼虫が蛹になる段階でどんなステップがあるのか私は知りません。
だから観察して新しいことがわかるのは喜びです。
報告のように幼虫内から、何らかの液体が沁みだしたのは
観察できました。
今度、実物を見せますから、一緒に考えてみましょう!!
No.3m.tadaさん
アゲハの終齢幼虫はサナギに変身する前にどろっとした糞を
するのです。普通糞は黒のコロコロなんですが、これは
濃い緑色をしています。体内の水分を外に出すのですね。
恐らくキョロちゃんもそうなのかもしれません。
でもアゲハは水分を出してからサナギになるのに、
キョロちゃんはむくろの中で水分を出すようですね。
tomaさんから m.tadaさんへの返信
しばらくしたら更新しますが、さらに変化は続いています。ココ(コスズメ)は土に潜り、糸で天井を張って蛹化が始まりました。キョロは頭から半分が黒くなりました。
それぞれ違った変態方法ですね!このようなことを今知って良かったです。小さい頃、知っていたら「大きくなったら生物学者になる!」と決心し、今と「道」が違っているかも知れないからです。
No.5フクロウ大好き事務所員さんさん
なぜか、写真でみるのは大丈夫みたいです。
側面の斑点が目立ってますね。
(キョロとはあまり似てない気が・・・。)
シロシタ教授さんから フクロウ大好き事務所員さんさんへの返信
劇的な変化じゃね。さらに羽化は、来年じゃから気の遠くなる先の事じゃ。似てもにつかぬ姿じゃが、昆虫の世界では良くある事じゃ。
君はアオバズクは好きそうじゃが、「虫」はダメだとT氏に聞いたよ。「話し」→「写真」→「実物」と入っていったらどうじゃろう。せっかくの自然の一部を避けているともったいないぞ!
情報・12日夜7時、近くの神社でアオバズクの声。
情報・サシバの渡りシーズン到来!
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