近くの農家の方から頂いた、キイロスズメの2日間の観察記です。愛称「キョロ」です。初日は葉を5-6枚残して職場に泊め置きして帰りました。12時間観察できませんが、元気でいることを願って一人(一匹)残しました。今回も ほとんど Pentax Q による撮り下ろしです。
Pentax Q + 01 STANDARD PRIME & Ricoh GRDⅢ
9月7日(一日目)、朝見たらビックリです!
昨日残しておいたヤマノイモの葉は一枚もありません。
カーペット代わりの里芋の葉だけ残っていました。
朝見たときは、多分最後に食べた葉の茎を加えたままの状態でした。
ぶら下がっていました。
そして土が少し固まっていました。
よく見ると丸い物もあり、これは健康の証「糞」のようでした。
朝収穫してきたヤマノイモの葉を、たっぷり与えました。
13:50 お昼頃の状態です。良く葉を食べていました。
16:20 朝と比べて、土も見えてきましたから食欲はあるようです。
9月8日(二日目)、この日は朝から大変でした!
職場の玄関に「あやしい幼虫」が侵入していると報告があったからです。
モモスズメでした。
最初の斜めの白線が下まで細いので、よく似たクチバスズメとは
違うと識別できました。
手に乗せた感じは、短い全身の突起のせいでザラザラした印象でした。
キョロの「ひんやりすべすべ」とは違います。
この日のキョロも食草にうもれて幸福そうでした。
これは5日に、GRD で撮していたスギドクガ。
花壇の杉を何本か剪定(せんてい)したので、住み家を失ったかな。
再び8日の13時。
また何か侵入者だというので行ってみたら、黒く白いふにゃふにゃした毛の
モンクロシャチホコでした!
17:00 キョロに少し変化が起きました。
糸のような物で葉を紡いだようなのです。
容器側面から見てみると、なにやら「葉っぱハウス」みたいです。
食べていない里芋の葉をベットにして、ヤマノイモで上手に丸め込んだ、
隠れ家のようです。
この日も職場に残してきたキョロ。
今日はどんな姿を見せてくれるだろう?
このまま夏眠して、蛹になるのだろうか・・・
あるいは夜の間に葉を食べ尽くしているだろうか。
もし蛹化してしまったら、動きのないまま内部変身をゆっくりゆっくり
行って、羽化するのは1年後、来年の9月になるのですが・・・
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