当麻喜明

続・農家からの贈り物

2011年9月 9日 | 当麻喜明 | Comment0

301.JPG 2011.9.6 kyoukara kyorocyan

近くの農家の方から頂いた、キイロスズメの2日間の観察記です。愛称「キョロ」です。初日は葉を5-6枚残して職場に泊め置きして帰りました。12時間観察できませんが、元気でいることを願って一人(一匹)残しました。今回も ほとんど Pentax Q による撮り下ろしです。

Pentax Q + 01 STANDARD PRIME & Ricoh GRDⅢ


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9月7日(一日目)、朝見たらビックリです!
昨日残しておいたヤマノイモの葉は一枚もありません。
カーペット代わりの里芋の葉だけ残っていました。

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朝見たときは、多分最後に食べた葉の茎を加えたままの状態でした。
ぶら下がっていました。

そして土が少し固まっていました。
よく見ると丸い物もあり、これは健康の証「糞」のようでした。

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朝収穫してきたヤマノイモの葉を、たっぷり与えました。

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13:50 お昼頃の状態です。良く葉を食べていました。

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16:20 朝と比べて、土も見えてきましたから食欲はあるようです。 


307モモスズメ.JPG

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9月8日(二日目)、この日は朝から大変でした!
職場の玄関に「あやしい幼虫」が侵入していると報告があったからです。

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モモスズメでした。
最初の斜めの白線が下まで細いので、よく似たクチバスズメとは
違うと識別できました。

手に乗せた感じは、短い全身の突起のせいでザラザラした印象でした。
キョロの「ひんやりすべすべ」とは違います。


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この日のキョロも食草にうもれて幸福そうでした。


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これは5日に、GRD で撮していたスギドクガ。
花壇の杉を何本か剪定(せんてい)したので、住み家を失ったかな。


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再び8日の13時。
また何か侵入者だというので行ってみたら、黒く白いふにゃふにゃした毛の
モンクロシャチホコでした!


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17:00 キョロに少し変化が起きました。

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糸のような物で葉を紡いだようなのです。

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容器側面から見てみると、なにやら「葉っぱハウス」みたいです。

食べていない里芋の葉をベットにして、ヤマノイモで上手に丸め込んだ、
隠れ家のようです。


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この日も職場に残してきたキョロ。
今日はどんな姿を見せてくれるだろう?

このまま夏眠して、蛹になるのだろうか・・・
あるいは夜の間に葉を食べ尽くしているだろうか。

もし蛹化してしまったら、動きのないまま内部変身をゆっくりゆっくり
行って、羽化するのは1年後、来年の9月になるのですが・・・

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