大瀧雅寛

狭山丘陵でも環水平アーク - 連休明けの狭山丘陵

2011年5月 9日 | 大瀧雅寛 | Comment[3]

2011-0509-ootaki.jpg 狭山丘陵でお弁当を食す。のりたまをかけたご飯、シュウマイ、ブロッコリー、サヤエンドウ。そして、みかんとりんご / 2011年5月9日の12時

今日の移動は都合よく、お昼ごろに狭山丘陵を越えていくように車を走らせました。

丘陵のテーブルにお弁当をひろげました。やや暑くなりましたが、風が強くトンボを見つけることができるでしょうか。

このブログでは、昆虫たちの食事の様子をたくさん報告していますが、今日は私の食事を、まずは報告します。

広い食堂には私ひとりでしたが、だれかに見られている気がしました。

空を見上げると、環水平アークが丘陵の森の上に横たわっていたのです。


狭山丘陵でも環水平アーク - 連休明けの狭山丘陵

うろこ雲に隠された太陽の下に、環水平アークは現れていました。

狭山丘陵でも環水平アーク - 連休明けの狭山丘陵

太陽に近い上端は赤。そして、黄、緑、下端の紫と、七色のバナナのようでした。

狭山丘陵でも環水平アーク - 連休明けの狭山丘陵

100mmの望遠レンズで拡大してみました。

狭山丘陵でも環水平アーク - 連休明けの狭山丘陵

私の食事はゆったりとしたものではなく、5分ほどで終わります。少し、池の周りを散策していきましょうか。

狭山丘陵でも環水平アーク - 連休明けの狭山丘陵

水面から20cmほどのところでシオカラトンボが羽化していました。

狭山丘陵でも環水平アーク - 連休明けの狭山丘陵

羽化は折りたたんでいた翅を伸ばすだけでなく、水中から空気へと呼吸の仕方も同時に変わります。

狭山丘陵でも環水平アーク - 連休明けの狭山丘陵

羽化したてのアジアイトトンボ。翅がみずみずしいです。

狭山丘陵でも環水平アーク - 連休明けの狭山丘陵

時折吹く強い風を避けるために、大きな葉の下に隠れていました。

狭山丘陵でも環水平アーク - 連休明けの狭山丘陵

目の前の草むらにトンボが飛んできました。アジアイトトンボに目が慣れたせいか、大きく感じるトンボでした。

狭山丘陵でも環水平アーク - 連休明けの狭山丘陵

オツネントンボです。腹の先端の形状からオスのようです。当麻さんも数日前、この周辺で見つけていました。

当麻さんの画像と比べると、体全体が白く塩を吹いてきたので、ずいぶんと成熟したようです。

昨年の7月頃、この池で羽化したこのオツネントンボは、周辺の森の中で越冬をし、再びこの池に戻り、素敵なメスが訪れるのを待っているのでしょう。

Comments [3]

No.1

のどかな風景は心癒されますね。

ootakiさまも山形にご縁があるようで、嬉しいです。

余談ですが、西川町は山菜のお店で有名な「玉貴」が好きです。
大江町は左沢高校の剣道部が何といっても全国的に有名ですね。
大江町にある自然の家も子供のスポーツ少年団の行事でいき
ました。

で・・・私自身もこの眼で環水平アークは見たことがありません。
今回その現象も初めて知ったことです。
自然に囲まれているとその豊かさの価値に気付かないのですね。
今回の震災以降、自然の美しさに感動することが多くなりました。

その左沢高校の剣道部には、従兄弟がいていい成績を残しているそうです。
私の親戚はその周辺で暮らしていますが、実家は車で30分ほど山に入った「大江町道海」という部落です。
毎年、連休明けに山菜採りに山形に行っているのですが、今年は見合わせることになりました。

子どものころは何もなく退屈な所に感じたのですが、最近の自分に必要なものは自然の中にしかなくなってしまいました。

父の子どもの頃のコラムを書いてことがありました。

http://toma.ootaki.info/ootaki/2011/2011-0111-ootaki/

お祖父さまのお話、読ませていただきました。
あの時代、山仕事で生計をたてていたご苦労は想像以上だった
ことと思われます。 さぞやご無念であったことでしょう。

息子さんやお孫さんのootakiさまが建築のお仕事をされているのも
お祖父さまのDNAでしょうか。「木」が主体のお仕事ですもの。

こちらでは大工さんは「大工さま」と様付けで呼ばれています。
いかに暮らしに欠かせない存在であるかという証拠ですね。
我が家も専属の「大工さま」がおります。それこそ何でも第一に
家のSOSは大工さまです。専属の大工さまは親子3代ですよ。

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