この池はいつもは満水です。ここで暖められた水源の水が、直ぐ下の田んぼに流れていくのです。沢山の水生生物が暮らしています。ここでは珍しいアメンボや、マツモムシなどを観察したことがあります。
Olympus OM-D EM-5 & Ricoh GRDⅣ
下流の水田の9日の姿。この状態を回復しようと、一気に池の水を引いて
しまうと、池は涸れて飛べない水生生物は大打撃を受けてしまいます。
今年の夏は、トンボが少なくなるのが確実です。
飛べる生きもの。マツモムシは少ない水面積に沢山集まっていました。
観察のチャンスではあります。
いつもは来られない、水かきのない鳥が何かを突いたような跡。
いつもは見つからない生きものも、不運な遭遇をしたかも知れない。
離れたところの水田も、同じような水不足。
ここの水田は・・・
田んぼ用の水を、どこからかトラックで運んできたようです。
雨不足で管理はたいへんですね。
少ない貴重な水面では、シオカラトンボが産卵をしていました。
こちらは羽化した直後の、オオシオカラトンボ♀です。
この日陰の部分には小さな水流があるはずなのですが・・・
こんな感じの雲があったら、ちょっと大気光学現象の期待がかかる。
飛んでいたトンボは、コシアキトンボのよう。
予想通りの「暈」の出現!
観天望気では天気悪化の兆しですが、今なら「恵みの雨」を誰でも
願っているでしょうね。
アシベニカギバ。「生きる」と輪廻。
半日陰で見付けたゴマダラシジミ。
近くに、クサカゲロウの卵。かつて不思議な花とされた優曇華(うどんげ)
の花ですが、今なら空から落ちる雨だれにも見えてきますね。
Comments [2]
No.1クリさん
カゲロウは卵も儚げできれいですね。先週末は山口貯水池の水も随分減っているように見えましたが、この雨で少しは解消されるのでしょうか。トンボが減るということは、蛍も減るということですよね…。
tomaさんから クリさんへの返信
去年、ホタルは身近な観察地では以外に多い発生でした。
今年も期待したいところですがどうでしょう。
水が流れるくらい残っていても、水温が上がるとエサのカワニナが
減ってしまうそうです。そうなるとホタルも減ってしまいます。
菩提樹池や早稲田大学の裏の湿地、八幡田んぼや丘陵の西の方で
生息が確認されており、今月の末頃にはヘイケボタル情報が集まり
ますから待っていてください。乱舞を見たいですね!
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