当麻喜明

草の上のトトロ?-昆虫のミミズク

2011年6月14日 | 当麻喜明 | Comment[12]

101.JPG 2011.6.12 kusa no ue no totoro

草陰に小トトロが・・・初めて見る狭山丘陵の宝物にビックリしました。ツノゼミの仲間かと思いましたが、まもなくやって来た写真家のS氏から「ミミズク」だと教えていただきました。ミミズクに擬態しているわけではありませんが、クヌギの樹などにいたら、まず見付けられませんね!

SMC PENTAX-FA 1:2.8 100mm MACRO + Pentax K5 & Ricoh GRDⅢ


102.JPG


トトロのようにも、子ブタのようにも見える面白いデザインです。
胸部から突き出た翌端板のような、耳のような形は何を模しているのでしょう。


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あるいは、何かミミズク(昆虫)にとって良い機能があるのでしょうか・・・


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接近してみると、背中に小さな子をおんぶしているように見えました。


104ミミズク.JPG


この角度だと、確かにミミズクとは意を得た命名です。


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トトロのような、こんな生き物が、まだこの丘陵にはいるんです。


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ちょっとだけ、カメラアングルを考えて移動してもらいました。
大きさがわかるでしょう。


108.JPG


最近、ガに目をやると色々発見できます。
あなたは誰でしょう?


109ウチムラサキヒメエダシャク.JPG


こちらは草原で出会った方が見付けてくれたウチムラサキヒメエダシャク。
大切そうに優しく保護していた個体を撮させてもらいました。


110.JPG

111.JPG


イチモンジジンガサハムシを初めて見たときも、その造形には驚きました。
ピントの合わないてっぺんを大胆にカットしてみました。

イチモンジジンガサハムシは、いつでも宇宙船のようです。
ミミズクは、その宇宙船の船長のようでもあります。

Comments [12]

No.1

ミミズク・・・初めて見ました。
これ・・・好きだわぁ~。絶対この目で見てみたいものです。
すごい昆虫がいたものです。ご紹介ありがとう!

ちなみに私は鳥の「みみずく」を飼ったことがあります。

コメントありがとうございます。ミミズクは、この谷地二回り目に見付けました。だんだん虫の目に近づいてきた後の発見でした。

こんな事があるので、なかなか帰れなくなります。林縁の明るいところにいました。鳥の「みみずく」はエサが大変だったでしょう?

鳥のみみずく・・・父が実家(戸隠の近くです)の知人から
もらってきました。そこで飼われていたらしく、大変人馴れ
していました。人が好きで、近寄ってきました。
餌は父が与えていたので、記憶にありません。何せ飼ったのは
私が小学生の頃でしたから。
でも、とうとう持て余して、動物園に引き取ってもらいました。
「みみずく」と「ふくろう」との違いをその時知りました。

名無しの返信権兵衛さんは私でした。
いやはや・・・毎度失礼いたしました。

返信の返信ですね。小さい頃の記憶は、その後の世界観に影響をあたえるでしょう。私たちの丘陵では4-50年前は、狩猟も盛んでした。森で猟銃の薬莢を拾い集めるのが遊びのひとつでした。

先輩は銃で撃たれたカモを保護して治療し、湖に帰すなんてこともしていました。「みみずく」も初めは怪我をしていたのかもしれませんね。

No.3

こんにちは。
いつもお世話さまです。
あなたは誰でしょう?の蛾はチャオビヨトウに似ていますが十分な自信はありません。
ご確認ください。

早速「チャオビヨトウ」で調べたところ、本種と一致する蛾であるとわかりました。テントウ虫さんご自身のブログも拝見しました。

http://pub.ne.jp/wasi7/?entry_id=3721224

私の画像よりメリハリのある画像を楽しませていただきました。

大瀧さんのお父様の出身が山形、よくコメントを頂く m.tada さんが山形。私が尊敬し毎年お墓参りを欠かしたことがない宮沢賢治さんは岩手。テントウ虫さんのご親戚も岩手。東北つながりの縁を感じます。

No.4

先日は、ミミズクがいることを教えてくださりありがとうございました。
教えていただかなければ、確実に見過ごしていました。

1枚目の写真、本当にトトロがひょっこり顔を出しているようです。

私もこの虫に会ったのは初めてでうれしかったです。

コメントありがとうございます。ウチムラサキヒメエダシャクの画像のバックの桃色は、こりすさんの指です。

名前を調べていたときの色々な画像より、とても内側の紫が濃い個体でした。不思議な美しい蛾でした。発見していただきありがとうございました。今まであまり蛾には注目していなかったのですが、とても奥が深いです。

このサイトはたっぷりのコラムが蓄積されつつありますから、ぜひ右横のカテゴリーで探してみてくださいね!

こりすさん

初めまして、大瀧です。

私も丘陵でお会いできるのを楽しみにしています。

http://toma.ootaki.info/sitemap/

このブログの一覧です。

丘陵の生き物から、その上の深い空、さらに数万光年先の宇宙まで、好きなように書いていますが、今年は蛾に惹かれてしまいました。

蛾のことを調べたら、蝶の250種類に対して、蛾は3000種類以上いることを知りました。

他の昆虫たちのように、集団で棲息するのではなく、単独行動しているところに惹かれるのでしょうか...

おしゃれな蛾を見つけると、ムーミン谷のスナフキンが思い浮かびます。

No.11

草陰の小さいトトロ!トトロがいるならコロボックルにも会えそうな気がしてきますね…。写真は大きいですが、これを散策の中で見つけるのちょっと難しそうです。今度は目線を変えて歩いてみます。

実は虫のミミズクを咋夜のコンビニでも見つけました。
くちばしの様なところに小さな虫をくっつけた、洗顔前の
私のような顔でした。

実はコロボックルも、丘陵にはちゃんといるんです。

http://toma.ootaki.info/dec/2011/2011-1227-toma/

植物の冬芽なんですが似てませんか?

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