水面の草の茎で休むオツネントンボ / 2011年5月15日
落語の三題噺のようなタイトルですが、私の好きなものを楽しむことができた日曜日でした。
今日は天気がよく、狭山丘陵には9時頃到着しました。やや、風があるのが気になります。
水面の縁に降りていくと、一番最初に目にしたトンボは、しっかりと写しておきたい、オツネントンボでした。
体全体が茶褐色、翅にある斑紋が重なっていないので、オツネントンボです。眼が青く見えるのは成熟している証です。
腹の先端が()型になっているので、オスのようです。水面から突き出た茎の上につかまり、メスが現れるの待っているのでしょう。
羽化したてのアジアイトトンボ。黄金色が体が陽に当たり、美しく光っています。
初めて見る面白い昆虫を見つけました。前脚のみが太く、背中の模様はアメンボのようです。やはりカメムシの仲間でしょう。
さて、同定するのは大変だろうと思いましたが、検索すると「前脚 太い カメムシ」で、すぐに見つかりました。
ヒゲナガカメムシでした。名前の由来は、この太い前脚ではなく、長い触角からきているようです。
当麻さんとおにぎりを食べている最中、日暈が現れました。
先週ここを訪れたときは、環水平アークを見ることができました。今日は日暈を見ることができました。
オツネントンボを、また見つけました。PENTAX K5 + 100mmマクロで撮影している私です。
腹の先端がハの字型になっているので、メスのようです。水面から5m程離れた土手の上です。
近づいても逃げず、いいモデルになってもらえました。
オスが待っている水面には、まだ行きたくなかったのでしょうか。
水面に近づいてみると、シオカラトンボがペアになっていました。この後、メスは水面に産卵し、オスはその上を警戒するように飛んでいました。
羽化したてのシオカラトンボも見つけました。翅だけでなく顔も、また初ういしい。
水面から突き出た枯れ草に、オスのオツネントンボが来ました。メスが近くの土手の上にいることを知っているのでしょうか。
いずれにしても私はお呼びでないことでしょう。
後は、若いふたりにまかせて、退散することにしました。
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