これはホソエノヌカホコリです。カクテルグラスに注がれたビール、あるいはマロンソフトクリームのようです。会いたかった粘菌です。
Olympus OM-D E-M5 & Pentax K3 + EL-NIKKOR 50mm :2.8
これは7月20日に撮影した不明粘菌です。ムラサキホコリの仲間かも
しれませんし、ケホコリやヌカホコリの仲間かも知れません。
将来の子実体の姿を想像すると、少しヒョウタン型にも
見えるので、私はヌカホコリかもと思っていました。
(翌21日にはそっくり無くなっていました!)
これは8月27日に観察したムラサキホコリ系、願望では、
サラノセムラサキホコリです。「日本変形菌図鑑」P 70 の
写真によく似ているからです。
トラフカミキリ。同じ木では、数年前にも観察されたと
てんとう虫さんに教えていただきました。
さて、かってに虫に食べられたと思っていた、見失った粘菌。
願望どおりのホソエノヌカホコリに、あっさり会って
しまいました!
偶然観察地でお会いしたY氏が、あっさり見つけてくれたのです。
よく見る甲虫やアリにも、人気がありそうです。
再会の幸せの黄色い棉飴。単細胞生物が、こんな複雑な構造物を
残せるなんて!
少しマロンクリームのような、色合いのものもありました。
幸せのモンブラン!
ホソエノヌカホコリの子実体は、朽ちそうな柔らかい腐木に
変形膜という接着面でくっ付いています。胞子のうの底は、
杯状体といわれる皿(コップ)のようなものになっています。
新たな謎が生まれました。
この子実体は何でしょう?子実体という言葉は、粘菌でも
菌類でも共通です。ゼラチン質では無いみたいなので、
カビではないようです。
ヒメアミホコリやチョウチンホコリだったらいいのですが。
スミレアミホコリでもいいなあ。綺麗な名前ですから。
ともあれ、ホソエノヌカホコリの観察だけでも充分です。
一ヶ月ぶりの再会(と思い込んでいるの)だからです。
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