当麻喜明

エゴの実に待望の常連客が-エゴヒゲナガゾウムシ

2011年8月 7日 | 当麻喜明 | Comment[3]

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まずはスーパーマーケット横の林縁で見付けたアカスジキンカメムシ。スーパーに来たのは、晩ご飯の食材購入だったので夕方です。そしてアカスジキンカメムシは、ちょうど夕陽の方向を見つめていました。

OLYMPUS E-510 + ZUIKO DIGITAL 14-42mm 1:3.5-5.6 & Ricoh GRDⅢ


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ここでは他にも面白い昆虫がいましたよ!


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ヒメシロオビアワフキ。とても小さなアワフキの成虫でした。
枝の分かれ目にある、白い石鹸の泡のようなものが彼ら幼虫の隠れ家です。

幼虫は身体から出た糖タンパク質の物質を、気門から出した空気で
泡にするそうです。


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さて、いよいよ本題目のエゴヒゲナガゾウムシの登場です。


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前方が♀、後方が♂です。
ストロボ光の当たった後方の実が、ランプのように光っています。


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下が♀、上が♂です。

♀の下にエゴの実から出た果汁液があることから、
どうやら産卵のための穴掘りをしているようでした。


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♂です。面白い顔をしていて、一度見たらとりこになってしまいます。
目が白いマスクの両端ですから、ずいぶん離れています。
複眼なので、立体感も感じる性能の高い感覚器の持ち主です。


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目は並みの位置に付いていますが、口器は太く長いです。
これでエゴの実に産卵可能な穴を開けられます。


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完成品です。


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この時期ドラマチックなエゴの樹下を、散歩の方が通り過ぎました。
ふたたび私はエゴの実の激写を始めました。

Comments [3]

No.1

おはようございます。
この虫を待っていました。
もう何回もチェックしていたのですが、今年は遅かったですね。

場所も判りましたので、私も撮りたいです。
もう2-3日居て呉れればいいのですが。

こちらにも居るかな。


今日(7日)は朝からいました。コラムの画像は昨日の夕方です。1日中仕事してるのですね!どこからともなくフワーっと飛んできてモデルになってくれます。季節のものなので速報したのですが、お役にたてて嬉しいです。

No.3

すみません、また名前を忘れました。
明後日は帰りたいと思っています。
それまで居てくれますように。

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