当麻喜明

シロオニタケの幼菌

2009年8月17日 | 当麻喜明 | Comment0

荒幡富士にある狭山丘陵いきものふれあいの里センターもみどり森と同じように、埼玉県が狭山丘陵につくった「野外のオープンミュージアム」です。最低限の建物施設はありますし親切なインストラクターも常駐しています。


ここでは、来館者が自ら目的を持って自然に少しだけ入り込ませてもらうスタンスです。捕虫網はいけませんがカメラはOKです。ここで良く手入れのされた林床でこけしのようなキノコを見付けました。(誰にもわかる場所にありました。)

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K7にSIGMAの18-200を付けて望遠接写をしてみました。森のこけしの背後には光りの粒が差していて、これは写真趣味の人がファインダーをのぞいたときに見ることが出来る素晴らしい瞬間です。しかし実際に「絞り」が絞り込まれていると、見た世界と写った画像との間にギャップが生じます。これはぜひ一眼レフの昔からの撮影スタイルですので奨めたい撮像法です。

いくらライブビューが完備していても液晶で見るのとは違います。残そうと(自然から切り取ろうと)している風景に集中できる(のぞき込める)一眼レフの良さです。シューティングスタイルとも言います。ですからウソのないファインダー・視野率100%にこだわりたいのです。K7の美点の一つです。

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さて、翌々日に同じ場所に行ってみたら幼菌の一つは傘が開いて大人の様相です。三脚を使ってPA50mmでも撮しました。普通のシャキッとした表現より少しぼけて「きれいだ」と感じることがあります。なんたってヤブ蚊と戦って25秒露出です。

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さらに8時間後の姿です。今度は傘に木漏れ日があたり、もののけ姫の「こだま」のような顔つきになっていました。

上)  2009.8.14 16:51 SIGMA 18-200(200mm) F6.7 1/20 iso800
中上) 2009.8.16 8:41 FA50MACRO F2.8(2.8) 1/60 iso200
中下) 2009.8.16 8:35 PA50mmF160 25s iso800
下)  2009.8.16 16:44 SIGMA 18-200(200mm) F7.1 1/500 iso800

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