レンズ素材のスタートはテレフォンカードの穴でした。日食観察用で50cm位の焦点距離で製作していましたから、ピンホールレンズの経験的な理想値のF250に近く作れましたから。ところがボディーキャップを利用した「パンケーキ」タイプの焦点距離50mm位にはパンチングの穴は大きいものでした。
画像は試作2号機のもので、細いまち針の先端を焼き、触れるようにカードに当てて穴を開け、バリを削って仕上げたものです。
上の画像は天井の照明を白い紙に撮したものです。パンチングの2/3位の大きさで、焼いた針による投影が出来ました。
2番目、3番目の画像はテスト撮影の雲と遠景のメタセコイヤです。
しかし間もなく、この作製法の欠点を発見しました。なかなか真円は選ぶのも大変で、再現性に乏しいのです。強い光りのボケが三角形になっているのを見付けてしまったのです。
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