当麻喜明

ピンホールレンズの製作(4)

2009年8月 5日 | 当麻喜明 | Comment0

こんなに早く、第四話をエントリーできるとは思いませんでした。実はホールの精密測定をしてF値を求めてみたら意外なほど明るかったのです。第三世代のピンホールが0.6mmくらいでしょうか・・・計算上 F83 です。

飽くなき前進!!今度は針を垂直に固定し、アルミの部材を回転させ、貫通前にちょっと膨らみを感じたら裏からヤスリ掛けを実施しました。出来たホールが0.4mm、やっと限界に達したようです。F125 です。画像は驚異的に向上しました。レンズキャップも作製しました。


ma001.jpg

左列の画像(F83)より右列の第四世代(F125)の方が優れています。

たしかに解像感は増していますし、温和しく落ち着いた色調でもあります。それを求めての改善ですから大成功でしょう。しかし写真を画像から昇格させる要素は解像感だけではないでしょう。圧倒的な(ピンホールとしての)光量とか光りが楽しく踊っている印象とかは、本来のレンズの善し悪しとは別の「味」です。結論です。第三世代も残し、改良された第四世代のピンホールと使い分ける撮影方法が良いと思います。大瀧さんのレンズも張り替えるのではなく、もう一つプレゼントしようと・・・多分、これも大瀧さん同感のはずです。

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