当麻喜明

ピンホールレンズの製作-号外(6)

2009年8月14日 | 当麻喜明 | Comment0

自作レンズが増えてきました。スペックも大まかなもので、試写をくり返して個性を見付ける楽しさがあります。中には理論F値に近く、ビックリするくらいのシャープさを持って偶然生まれたものもあるかも知れません。

見慣れた街も車も、 0.25mm の鉛筆で描いた点描画のような描写をしてくれます。周辺減光とか湾曲収差などといった光学レンズの特性とは無縁です。

モノクロで仕上げたらどうだろうなど試行錯誤が続きます。


上)新所沢の街 PA60mmF300 電柱のない見晴らしの良い街作り
下)ルノーR4 PA60mmF300 シフトレバーがダッシュボードから生えているピンホール的な車


m450-550.jpg

レンズを整理してみましょう。テレ以外なら、ポケットに入る大きさと、持っていることを忘れさせる重さです。これだけで、40mm、50mm、60mm、90mm、450-550mm、です。

PENTAXのレンズの中に「隠れ名レンズ」「隠れリミテッド」と呼ばれ人気のあるレンズがあります。すでに私も大瀧さんも使用して気がついているのですが、自作した中で50mmが良い描写をするんです。
ひょっとすると0.25mm位のホールの出来かもしれません。私のリミテッドは描写ではなく作るのに手間がかかる製作工程の多いものにつけた名前です。

まさかPENTAX・・・次期機種が PENTAX K7 Limited なんてネームになったりして。

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