ソーラーシステムによる観測所環境は、ほぼ完成です。少し時間が出来たので、以前ED76からED101にグレードアップしたとき玉突きのように余っていた部品から、もう一本手頃なBORGを組み立ててみました。相談できる友人がいたのでパーツを送っていただきました。
復活したED76とBORGツインズのシステムも出来上がりました。
RICOH GRDⅢ & Nikon D5000 +NIKKOR ED400mm F3.5 + BORG101ED (+F4デジタルレデューサー)
BORGは様々なパーツから出来ている望遠鏡といった「完成された機材」の、
それぞれのパーツがメーカーから直接取り寄せ可能といったことが出来る、
個性的な望遠鏡システムです。
私は観測目的に合わせて、パーツを外したりくっつけたりして楽しんでいます。
当日の天気が予測できなくても、その日をシミュレーションして観測機材を
組む時間には「すでに観測が始まっている・・・」感があります。
さいわい前述の友人のおかげで、必要パーツも相談して揃えられます。
「BORG地獄」という言葉があって、はまり出すと底なし沼です。
それもまた楽しい望遠鏡です。
今回送ってもらったパーツです。
これらを組んだ BORG が、今架台の上に乗っています。
そして・・・玉突きで余ったパーツと手持ち品の65mmアクロマートで、もう一本の
望遠鏡のアイデアが浮かびました。早速友人に相談。追加のパーツを頼みました。
「BORG地獄」というより「BORGの余韻(よいん)」を楽しみましょう!!
2010.9.4 4:50 月光冠 Nikon D200 +ED400mm F3.5
極薄い高層の雲で光冠(環)現象が起きていました。
月や太陽に接触して現れるこの現象は「暈」よりはるかに多く観察されます。
実はレンズに息を吹きかけて曇らせても人工的に撮せる現象です。
早朝の月光冠きれいでしたよ。
レンズで発生したゴーストもきれいですね。
上の画像は6枚合成して仕上げました。
撮影はS氏からお借りしている、400mm F3.5 のNIKKORレンズです。
ニコン・マニュアルレンズ時代の名機です。
ゴーストも良しとしましょう。
このレンズと BORG101ED(DGRF4) で撮した
ほぼ同条件の画像を載せておきます。
どちらで撮したものでしょうね。
ソーラーパネルからの電力供給で使わなくなった自作電源装置。
PC電源の中からDC12Vを使いやすく取りだしたものです。
精密な電源管理をパソコンではマザーボードが行い、不安定なとき信号で
修正しているとも聞くので、機材によってはこのままの装置で
動かせないものもあるようです。
幸いトラブルもなく利用できてきましたが引退です。
これからの私の観測スタイルのスタンスは、「自然の中で」にしましょう。
自然エネルギーから動かす観測所システムで宇宙観察を楽しみます。
-下がBORGです。-
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