車に侵入してきた、サトキマダラヒカゲの撮影風景はこんな具合です。超広角レンズだと接近でき、背景も拡がって環境とのツーショットが撮せます。前回コラムが写真小物だったので、今回は昆虫たちをセンターに置いてまとめてみました。
Nikon D300 + Lumix G2
複雑な模様で、しばしサトキマダラヒカゲは車中のスターでした。
クロヒカゲは精選された蛇の目と、シックなツートン模様。
オオシラホシアツバが少し暗いお茶の木の間にいました。
一文字の白点と、翅の縁取りの白が美しい。
イチモンジチョウ。
ヒメホシカメムシの星を「目」に喩えると、どこか人の顔に見えないだろうか。
ここまで荒幡富士いきふれで撮影。
いったいこれは何だろう??
上)アオジョウカイ
下)ジョウカイボン
Hirokouさんのブログに両者の比較が詳しい。
地面に下りて給水かミネラル補給か。スミナガシ、こちらは黒い翅の名のごとし。
しかし表は麻のモンペのようだ。
紫紺色が美しい。
よく見ると左にギンバエが相席していました。
大瀧さんの文章に納得。
スミナガシは何回飛び立っても、同じところにまた降りてきます。
何を吸っているかと思い、「昆虫の食草・食樹ハンドブック」で調べたら、
「けもののフンから吸汁」とありますが...
ゆったりと時間が流れ、休むムカシヤンマ。
彼らに、3年間に及ぶヤゴの頃の土中生活の記憶は残っていないのだろうか。
ふわっと飛んで、ふわっと着地。
ここが気に入ったムカシヤンマは、遠くに行く必要もないのだ。
それは私が生まれ育った、この丘陵を気に入っているのと同じなのだろう。
Comments [3]
No.1m.tadaさん
自然界の美しさと不思議さを感じますね。
神様はどんな気持ちでこれらの(人間を含めて)動植物をお作りに
なったのでしょう・・・。この種類、そして全部違う模様。
真剣にお作りになったものかな、面倒でいい加減でつくったもの
かな…なんて姿、形を想像して笑えるものありますね。
模様は人間界の「家紋」みたいなものでしょうか。
お二人の写真を見ていると、特に小動物の生きる真摯な姿に
感動します。つい物欲に走る私に「足るを知る」ことの
大切さを教えてくれます。
耳をすませば、夜はあちこちから蛙の鳴き声が聞こえてきます。
蛙の鳴き声ってなぜかもの悲しく聞こえるんですよ。
No.2てんとう虫さん
当麻さん、こんにちは。
鬱陶しい天候ですね。
スミナガシがお見事です。
私は今年まだ会えていません。
白いミスタードーナツはヒモワタカイガラムシというそうです。
この白い卵嚢の中には3000個の卵があるそうです。
No.3tomaさん
スミナガシ、色の濃淡と波形のさっさっさっという模様に白紋に後翅の黒点、生物想造の神は奥深い作品を残してくれました。m.tadaさんの言葉に納得しながらも、てんとう虫さんのブログで「想像を超えた」生き物の世界を見ると、さらに観察の目標が涌いてきます。
謎の家紋は視力検査の「左」ではなくて「ミスタードーナツ」だったのですね!うす茶色の物体がヒモワタカイガラムシの♀なんですね。
不思議な自然界の創造物には溜息が出てしまいます。
コメントする