当麻喜明

樹上のそよ風-ゼヒィルスがいっぱい

2013年6月 6日 | 当麻喜明 | Comment0

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何処かの葉の上(実は下)にミズイロオナガシジミがいます。このチョウは6-9月頃羽化する、一化性の夏を告げるシジミチョウの仲間です。共通の生態を持ったこれらの仲間を「ゼヒィルス」と呼びます。

Olympus OM-D EM-5 & Lumix GF1


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ミズイロオナガシジミの翅の裏は、墨で一文字を書いたようです。


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アカシジミ。色は違いますが一文字のデザインは同じです。


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ウラナミアカシジミ。翅裏は複雑な模様・・・
しかもどちらも頭部に見えます。


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さて、赤いシジミチョウが続きました。
同じ日、全身が赤いショウジョウトンボにも会いました。


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そして燃え上がる炎に似たヒオドシチョウにも・・・


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このシジミチョウは少し地味に見えます。
近くにいた専門の方が、ウラゴマダラシジミだと教えてくれました。


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それがなければ、翅を開くまで待っていなかったでしょう。
草原上や樹上で縄張りを張ります。空高くは飛び回りませんが、
穏やかな空色を知っていそうな翅模様の進化が不思議です。


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建物にはコムラサキ。これは茶色い地肌の目立つタイプです。


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少し上で紹介しているヒオドシチョウの翅裏はこんな感じです。
枯れた落ち葉の上では、まず見つからないでしょう。種は違いますが、
多くのシジミチョウの翅の裏と表のコントラストに似ています。


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