身近なところに面白い生き物が暮らしていました。この1cmに満たない住人は、私に見つからずに何世代かを、ここで暮らしていたのかも知れません。後ろ姿と名前はとてもチャーミング。エリザハンミョウ。
Nikon D300 + SIGMA 150mm 1:2.8 APO MACRO DG HSM
小石と同じ大きさで色も泥粒のような赤銅の色。
注意して「虫探し」の目的がなければ、見つからないだろう。
あっちにヨタヨタ、
こっちにヨタヨタ・・・
エリザなんて名の付くハンミョウですが、その女性的な名前に反して
牙の口器まで白い髭が生えています。
幼虫は土に穴を掘り、穴の中で見上げながらエサとなる虫が通過するのを
待つそうです。
20:1 くらいの割合で少数ながら共存していた馴染みのあるハンミョウ。
トウキョウヒメハンミョウが素朴でやさしく見えてきました。
所々にオンブバッタのような、ペアになったハンミョウも見られました。
♂の最前脚に注目!脚を拡げてセーフのスタイルは敵意にない合図だという。
今から来年のことはわからないとしても、少しは期待してもいいだろうか。
来年もここで、こんな風に暮らしているエリザハンミョウがいて、
また、望遠マクロで追っかけている私がいることを。
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