当麻喜明

双眼鏡を持とう!!

2009年1月31日 | 当麻喜明 | Comment0

雑木林の宅地化で北西の見晴らしが急に増した我が家からの風景です。黄道(天球上の太陽の通り道、惑星の軌道面もほぼこれに沿ってみえる)・白道(月の通り道)に沿った天体の並びが綺麗です。西に高度を増す狭山丘陵の稜線の一本にある我が家から水星が観測されるとはビックリです。


金星から下の並びを拡大すると木星と水星がはっきり見えてきます。これだけ西に低いと平原綾香の「ジュピター」の様な威風堂々とした木星の輝きはありません。星仲間は「木星の季節は過ぎた・・・」と表現します。しかしこの地で水星が確認できればこのくらいでも「良く見える!!」と表現します。

月をさらに拡大すると地球照が綺麗です。これは双眼鏡で見るのが一番です。太陽からやって来た「光」は地球と月を同じように照らします。このとき月から地球を見れば、ほぼ満月の様な地球が眩しいことでしょう。


特に細い月のとき眩しい(満月のような)地球に照らされた月の夜の部分が観察できます。これを地球照といいます。月が満月に近づくと、月から見た地球は細く輝くようになります。地球照の実感は、満月に照らされた深夜の地上風景で確認できます。夜の地球が宇宙からその明るさで見えるわけです。

さて地球と月の「光」の相互関係ですが、これは地球と金星の距離では有効でないようです。
金星は木星たちとも少し離れたところで悠々自適に輝いていました。

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