2009年も明けて、1月のカレンダーもなかばとなりました。初日の出はご覧になったでしょうか?元旦に限らず初太陽は誰でもすでに見たでしょう。
その人にとっては、それが今年の初日の出だと思います。ところでタイトルの写真は初日の出でしょうか・・・
写真でいう「適正露出」(目で見た感じに記録したもの)は実はこの画像です。タイトル画像は露出オーバーなのです。
幸運にも昇りたての、しかも今年最接近の満月を捕らえることが出来ました。
Pentax K20D + Tamron300mm F2.8 + 3倍テレプラス 1/8 ASA400 2009/1/11 17:03
二つの点で面白い自然現象だと思います。色と形です。
月は銀色だと思っていた人が、東や西に低い月を見ると不思議なオレンジ色にビックリすることがあります。
透過光と散乱光の性質から大気や塵の層で、斜めに入った光や散乱させられた光りからは、「青」い色の系統が選択され抜けていきます。
残った光りで見た月が、この画像のような月となります。
もう一つは、真空の宇宙空間から地球の大気に飛び込んだ光りが斜めのとき、入射角と屈折角に差が生じ実際の物より縮んで見えることです。
今日の昇りたての月は明らかに上下が縮んで見えました。カメラを準備中に少し回復してしまいましたが・・・
月はかなり真円度が高い天体です。丸い物がひしゃげていると意外と気づくものです。
太陽系にははじめからミカンのようなひしゃげた天体もあるのですが。
そんなことを今年初めての満月を撮しながら考えました。
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