当麻喜明

その後の月

2009年1月18日 | 当麻喜明 | Comment0

十五夜(満月)のあとの月は順調にやせていきます。日が経つにつれて、その月が朝の西空に残るようになります。

朝の変化の早いグラデーションの中で言いようのない美しい色合いになることがあります。

そして偶然面白い取り合わせを見せることがあります。


先日の月です。

そしてヒヨドリだったら何処にでもいます。

しかし、その両者が同じ方向にいることは少ないです。目で見ると両方にピントが合うので、上の画像はどちらもカメラレンズがつくった光学上の産物です。

人間の瞳も直径がカメラレンズ並みで瞳から網膜までの距離が10cm位あれば同じように見えます。

私は、その主役両方に関心があったのでピントをシフトして記録したのですが、同じ方向にあっても見えているはずなのに、片方にしか注意が及ばないことがあります。

それは二つの眼を使って見ているとか、脳の中で「考えた」「つくった」「意識した」物をイメージとして、描き替えているからかもしれません。

さて、ヒヨドリは体温を上げてくれる太陽にだけ関心があったのでしょう。しばらく背後の月には目もくれず背中を向けたままでした。

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