当麻喜明

2012年金環日食観察記2/3-日食中の空の変化

2012年5月25日 | 当麻喜明 | Comment[4]

001.JPG 2012.5.21 kiniitta gazou

日食の進行と空の変化についてまとめてみました。以前(25年以上前)のハレー彗星の時も苦労して撮したイメージが、標準レンズで静止撮影の写真の臨場感や美しさに「あっさり」負けてしまったことがありました。今回は、特に前半の雲が流れるビデオ画像の美しさに感動しました。(そろそろ動画記録か・・・)

Pentax K-01 & Q & Lumix G2


002.JPG

機材の片付けのとき見た丸い雲。


003.JPG

その後ろの太陽が顔を出したとき・・・


004.JPG

日光冠が現れました。


101.jpg

6h19m から 7h32m までの日食の進行です。
想像より空が暗くなり、地上の影が薄く惚けていったのが美しかったです。
暗さに敏感な鳥(特にカラス)が鳴き始めました。


102.jpg

7h32m から 8h49 まで進行しました。
本校の観察会は公式には8時に終了させました。
澄んだ眼のガラス体に披露をためないために・・・


103.jpg

8h49m から 9h02m までの画像です。約3時間近くかけて月が太陽を
越えていった・・・のですが、実際にこの時間の進行より「太陽」は
8分前に月から抜け出していました。

日食は図に書いたら「太陽」と「月」「地球」で、同時進行ですが、
月から届く光が1秒たらずに対して、太陽からは8分以上かかります。
見上げた空の先は想像以上に奥が深く、光で100億光年先まで続いています。
「8分前の姿の太陽を、1秒前の月が隠した・・・」
日食は私たちが住む地球の空間での位置や、「時」を体感できる
壮大な自然現象です。


104.jpg
6h25m 7h15m
7h30m 7h33m
7h45m 7h57m

空はどのくらい暗くなったのでしょうか・・・
暗さで瞳が開き、金環日食では、あまり変化がわからないが通説です。
しかし空の明るさで適正を固定したカメラは、随分暗くなったのを
教えてくれました。今回は肉眼でも暗くなったのがわかりました。


105.JPG

18年後の北海道で、再び金環日食は観察できます。
その前に今年は「金」にからむ現象が、あと3控えています。
6月6日の金星日面通過と8月14日の金星食、
そしてロンドンオリンピックです。

Comments [4]

No.1

日本海の島では快晴でした。
日食の感動は味わえましたが、やはりこの目で金環を見たかったです。

18年後に北海道で見られます。6月6日の金星日面通過は、地球にいる限り次は2100年以降ですから、さらに貴重な現象です。観察に成功すれば私は2度目の経験です。深い部分日食は綺麗だったでしょう。

今日、偶然フィールドでお会いしたK氏と mtanaさんのこと
話したばかりです!!

No.3

美しい・・・(^O^)/月の光は1秒 太陽からは8分 そういうことを
考えると本当深いな~ってますます宇宙の神秘に魅了されます!

私は雲が多く、長く感動するほど見ることが出来なかったのですが
ほんの少しでもあの瞬間を感じた満足感でいっぱいです♪

出来ることならそちらの観測会に参加したかったですぅ^^;
いつも素敵な写真をありがとうございます(*^_^*)

お帰りなさい!!
日食を機会に多くの方が空に注目するようになりました。
みことさんも「空ガール」でしたね。
日食の観察会では朝からグラウンドに向けて放送する必要があり
気をつかいましたが、地域の方から臨場感があったと
お礼のメールが入りホッとしました。

26日の環水平アークは見られたでしょうか。
コラムに画像を加え、少し記事を追加しました。

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