当麻喜明

上弦翌日の月

2009年12月27日 | 当麻喜明 | Comment0

上限を一日過ぎた月です。冬の月は昼の太陽とは反対に天頂近くに高く輝きます。

月の観賞にも、撮影(ピント合わせ)にも過酷な姿勢を強要されます。確かにめでるには「秋」が一番良い季節かも知れません。

SCOPELIFE BORG 76RED + ×1.5 + LUMIX G1 & JSO NSC22 + BJ41L


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ちょっと多用気味の3枚貼り合わせです。欠け際の北から南にかけてのクレーター列です。コペルニクスやクラビウス、ティコなど繰り返し繰り返し撮影してきました。

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この画像のみモノクロです。しかし冬の月は白々輝きカラーで撮しても色彩感を出すのは一苦労です。

この画像のティコは月でも新しいクレーターで約一億年前に、月の南西方向から衝突した隕石により出来たといわれています。満月の時には表情が一変し見事な光条が月の全面を横切ります。クラビウスは古いクレーターです。輪郭の山脈も崩壊が激しいです。マギヌスは更に古そうです。

クレーターの密集した月面南部は見飽きないところですが、クラビウスを見る度に映画「2001年宇宙の旅」を思い出します。ここに月面基地がつくられ、不思議な人工的な板碑が地下から発見されます・・・映画の想定では8年前の出来事です。

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