当麻喜明

11月3日の撮影記-明けのオリオン座

2009年11月 5日 | 当麻喜明 | Comment0

雨風の後、夜の空は急速に改善しました。オリオンの西には満月の月が輝いていましたが、そこだけが眩しく、星の数は月がないときとあまり変わりません。

久しぶりに撮したオリオン座で実験してみました。ほこりが少ない空は月光で散乱する光も少ないようです。

PENTAX K7 + 1:3.2 DA21mm AL Li + KENKO SOFTON


mNew3.jpg

フィルター無しで撮したオリオン座、おおいぬ座あたりの星野です。デジタルの高画素化がすすみ星像はシャープです。そのためガイドがシビアになりました。

星像のフィルム粒子での拡散を期待した「静止撮影」の最長露出時間もデジタルでは流れて写ることがあります。それを防ぎ、かつ星像を滲ませ明るい星を目立たせる手段としてソフトやフォギーフィルターを使うことがあります。

mNew4.jpg

上は SOFTON フィルターを使った画像です。
「滲み画像」「ぼかし写真」と言って、星像の芯を残しながら、いかに輝星をふくらませ「星座」をわかりやすく撮影するかにトライ中です。フィルターも種々あるので実験はまだまだ続きます。

sNew3.jpg 

フィルター無し DA21mm F3.2 左上隅 プロキオン

sNew4.jpg


SOFTON 使用 DA21mm F3.2 左上隅 プロキオン


思わぬ効果が見つかりました。

広角レンズに多い最周辺部の収差が目立たなくなるのです。

さらなる実験意欲が湧く結果になりました。

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