当麻喜明

見えるのに見えないとき(2)

2007年3月 2日 | 当麻喜明 | Comment0

(左) 2007年2月28日、19時の飛行です。

(続き) 3月1日、西の空を29度の高度でワンショット南下したものです。

木立の向こうから、国際宇宙ステーションが涌きだしてきた感じでした。春、夏と緑が濃くなれば、この場所からの(短い飛行の)撮影は困難になるかもしれません。北極星より高く飛行し、やがて地球の影に入り見えなくなりました。予想どおりの見え方でした。


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見えなくなったISSですが、実は飛行コースだけから判断すると、この日のISSのコースは関東地方にとって最良のものでした。

かなり接近し上空を通過しました。見えなかったのは、反射する太陽光が届かなかったからです。

もし、電波交信が出来れば、はっきり通信出来たはずです。

またISSが(映画「未知との遭遇」のマザーシップのように)無数のイルミネーションを点灯していたら、みごとに見えていたでしょう。

そう考えると、この日の飛行は、見えなくとも私たちの上空に飛来していたのですから、手段があれば、「見えないのに見えたとき」とでも言えたのではないでしょうか。

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