当麻喜明

夜空の飛びもの

2012年12月15日 | 当麻喜明 | Comment[2]

101.JPG 2012.12.12 hokuten no nisyuuundou

北天の日周運動。撮影には新しいカメラを使っています。Ricoh GRD Ⅳ です。このカメラのインターバル合成を多用しました。流星観察にもとても便利な機能です。ISS,イリジウム衛星、ふたご座流星群の総特集です。

Pentax K-5 & Ricoh GRD Ⅳ


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北斗七星と、

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その日周運動。今回は天体の総特集です。
(かわいい蛾たちは登場しません・・・)


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12月9日の夜明け。月と星々の位置を見てほしい。

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12月11日から12日までの月の動きが面白いですね!
天球を後戻りしているようです。

一日おおよそ13度、後(東)にずれて見えます。
一方星座をつくる星々は毎日1度(4分)ずつ早く昇ってくるのです。
さらに、月の周辺に見えるのは上から土星、金星、水星ですから
外惑星に内惑星、それぞれ固有の動きをしているのですから・・・
ややこしいですね!


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一番上に乙女座のスピカ。

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金星・水星・月がつくった美しい夜明け。

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水星と新月一日前の細い月。


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夜空の飛び物。国際宇宙ステーション。略してISS。
一番星に負けない明るさで、地球の影に入るまで見え続けます。

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13日、拡大に挑戦しやっと捉えた姿です。


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明け方、月に負けない明るさで増光したイリジウム衛星。
高度はISSの3倍以上遠くで、大きさは1/50程度でしょうか。
それが太陽の反射光でフレアを起こします。
鏡のような金属製の平面アンテナがなせる業です。

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最近の私の観察対象の一つです。

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明け方、連続してカラス座の下で増光が観察されています。

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こんな雲があると見えませんが・・・

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ちゃんとレンズは捉えていました。

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薄い雲ならご覧の通り。とても明るく輝きます。


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こちらは14日2h頃の北天の空。
ふたご座流星群を捉えたものです。

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北極星の側にも流れていました。
流星は明るくゆっくりなら良く写り、暗く速いと写りません。
明るく速いと、見応えはあるのですが、写真には写し込めません。

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ふたご座の下(南)に現れたふたご座流星群。

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冬の星座たちが沈むと夜明けが近い。
今日はどんな一日になるのだろうか。


Comments [2]

No.1

北の空の写真で北極星を見つけました!!
星のお兄さんに教えてもらったので・・・
ふたご座流星群はリアルタイムでは見てませんでした。
星が欲しいなぁ・・。
〓 〓
・・・ブルー攻撃!!!・・・
くましゃん、くましゃん→beаr

星のお兄さんの星座解説はユニークで覚えやすかったですね!
私も「くましゃん」のおおぐま座が好きです。

[春]
おおぐま座の七不思議/ファンキーなうしかい座/苦しそうなりょうけん座/怒ってるおとめ座/しし座のチャームポイント/もっともらしい春の大三角
[夏]
さそり座クイズ/いて座名前の由来/こと座・わし座七夕伝説ショートバージョン/プラネタリウム大好きな三角形・夏の大三角
[秋]
とんちをといてるカシオペヤ座/言い出したら聞かないケフェウス座/エチオピア王家の問題児アンドロメダ座/ひっくりかえったくらいで吐くみなみのうお座/ふんづけるみずがめ座/がんこなくじら座/焼き餃子のやぎ座/蒸し餃子のうお座
[冬]
イエイイエイ兄弟オリオン座/いかすぜ!おうし座/オリオンの助っ人おおいぬ座・こいぬ座/冬もやっぱり三角冬の大三角/噛まれてるぎょしゃ座/すばらしい星座ふたご座/一等星のオンパレード冬のダイアモンド

流星は予報通りには出現しませんがISSやイリジウムは数分の
誤差で観察できます。ぜひ観察してみてくださいね!

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