月を観察するのに安定した屈折望遠鏡のFLの長いものは最適です。色収差も低減され色づきが目立たず、さながら月の探査機から肉眼で見ているような臨場感があります。しかしイリジウム衛星の観察にこんな望遠鏡はいりません。肉眼が一番です。
Pentax K-011 & K5 & UNITORON 125ED FL1250mm
11月10日、明け方の月齢26.0。
早起きするとこんな月が見られます。
翌11日、薄雲の中の月。12日の金星との接近を目指した月の姿。
下の画像の電線すれすれに金星が見えるのですが・・・
どうでしょうか?
タイトルをフレア・デイとしたのは10日の早朝(4:25 5:52)、さらに
夕方(18:26)の3回も-4等級の増光が確認できたのです。
これは日周運動がわかるようにフレアの時間前後も露出をした画像です。
金属アンテナに太陽光が反射して観察される増光を一度見てください。
とても感動されると思いますよ。
イリジウム衛星のフレアは一瞬(数秒)のきらめきです。
なんだか秋の一時期に一斉に成虫になる蛾たちと共通の煌めきのようです。
これは10日に見たミノウスバです。春のスプリングエフェメラルのように
この子たちに素敵な言葉はないのかなあ。
さて、月と金星の接近前日の観察をした後が最高でした!
室内の白いカーテンが紅に染まるほどの朝焼けでした。
規模も大きく魚眼レンズでもこのくらいの壮大な朝焼けでした。
「朝焼けは雨」の観天望気が的中し、12日は雨になりました。
さて所沢に近ければ11月19日17:40、北東の空高くを見ていてください。
イリジウム13と90が見事な増光を見せてくれるはずです。
Comments [3]
No.1きたもとまさきさん
ミノウスバぼくもみつけました
tomaさんから きたもとまさきさんへの返信
蛾という世界もカラフルですね!
ミノウスバにはハロウィンの仮装をしたような雰囲気があります。
フユシャクの仲間も11月14日に見付けました。
虫から季節の移り変わりを教えてもらえますね。
No.3北本聖貴さん
そうですね、ところで赤結晶のほうはどうですか? あ、申し遅れましたがきたもとまさきは本名じゃありませんよ。
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