7月27日の特別公開日に合わせて遠足を企画しました。2010年に筑波宇宙センター、2011年が秩父小鹿野へ化石採集に、そして2012年のメインはJAXA相模原キャンパスと多摩動物園です。日本の重要な宇宙科学施設でどんな発見があるでしょう。
Pentax K5 + DA 1:4 16-45mm ED-AL
5号館までの道はさながらロケット街道です。M-Ⅴロケットが横に展示。
思った以上の人の多さ。JAXA公開を楽しみにしていた人は
私たちだけではなかったんです。
月面や惑星面の探索試作車が公開のための準備をしていました。
5号館内部は工場のようなオープンスペースがあり、研究員の方々が
一生懸命説明してくれました。
こんな大きなものまで・・・
ニュースで見たことがあった日本の着陸船。
空気砲を垂直に上げて渦の出来方を解説。
充分な減速が出来るので、この装置で大気圏再突入が可能だという。
カプセル型、有翼型に続く第3の帰還方法です。
火星飛行機。こんな無人機が火星を探索する日が来るのだろう・・・
NASAも火星には興味があり、同様の研究をしているという。
5号館を出ると、探索車の公開実験が行われていました。同様の試作車が
大島三原山の裏砂漠に置いてあり、相模原キャンパスから
遠隔操作しているそうです。
今度は1号館へ。
ここでのメイン展示は「はやぶさ」ではなく「はやぶさ2」です。
「いとかわ」とは違うタイプの小惑星からのサンプルリターンを
目指します。
2階にも面白い展示物がありました。
小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」イカロスの説明コーナーです。
以下JAXAのHPからの引用です。
「イカロスとは?
ソーラーセイル(太陽帆)は、超薄膜の帆を広げ太陽光圧を受けて進む宇宙船です。ソーラー電力セイルは、帆の一部に薄膜の太陽電池を貼り付けて大電力発電を同時に行います。この電力を用いて高性能イオンエンジンを駆動することで、ハイブリッド推進を実現し、効率的で柔軟なミッションが可能となります。
小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」(IKAROS = Interplanetary Kite-craft Accelerated by Radiation Of the Sun)では、帆だけで宇宙空間を航行できること及び薄膜太陽電池で発電できることの世界初の実証をめざします。」
解説してくれた方は、きっといろんなものを折り紙で作れる名手だろう。
宇宙工学研究者と「折り紙」のつながりが面白い。
屋外で実験していた探索車は、やがてこんな具合に進化していくのだろう。糸川英夫博士が国分寺でペンシルロケットの実験を行ったのが1955年4月のことだ。
これから50年先の私たちと宇宙の関わりを・・・
下の少年たちなら見届けられるだろう。
コメントする