空の話題です。夕陽に照らされたJAL機より、さらに高い所、宇宙空間を飛行する国際宇宙ステーションと通信衛星のアンテナの反射光について観察しました。特に後者は、イリジウムフレアといって面白い現象ですが、予報が難しく閃光が観察されたときは嬉しいです。
Nikon D300 + AF NIKKOR 16mm 1:2.8 & Pentax K5
2012.1.5 16:57
まだ明るさの残る狭山湖湖畔。富士山の頂上は紅色でした。
2012.1.5 17:17-21
空は青味の残る深い宇宙色に変わります。
宇宙色・・・本当の宇宙の色は、照らされる物質がなければ真っ黒です。
頭上を越えたISS(国際宇宙ステーション)の後半の飛行です。
空がまだ明るく、コントラスト良く写すのは難しかったです。
平行して写した拡大写真。古い TAMRON SP500mm 1:8 で写しました。
約350km先の、80mの構造物です。基本的には「月」の光っている部分の
露出をかければ適正です。
2012.1.6 17:49 弧を描く高度20°の飛行です。
金星、続いて南の魚座の一等星、フォーマルハウトの上を通過し
遙か彼方、小笠原諸島の東で地球の影に入りました。
そのすべてを目視できました。
2012.1.7 5:53
かつてモトローラ社が通信目的で運用したイリジウムという衛星があります。
たいへん反射率の高い平面アンテナが付いており、観察者と良い条件の角度で
飛行するとき、-9等にもなる反射光で輝きます。
中央わずか下で、短く水平にのびる光状がイリジウム衛星のフレアです。
肉眼で気がついてからシャッターを切ったので、最大光度から
徐々に暗くなるのが記録できました。
せっかくですからランドスケーブ。狭山湖からの富士、同平山の天文台、
筑波山、東京スカイツリーとサンシャインビル。
2012.1.7 16:40
ピークを過ぎましたが、西の空の夕景。
東の空の・・・夕焼け?
西の夕焼け光が、私を通り過ぎて東の空を照らしたのです。
夕焼けは、キョロキョロして反対側も観察し楽しみます。
ISSやイリジウム衛星は出現場所を、じっくり凝視して見つけます。
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