当麻喜明

国際宇宙ステーションの月面通過-月と木星

2011年7月24日 | 当麻喜明 | Comment[2]

501.jpg 2011.7.24 2h43m

(まだ)今日の朝は月と木星の7°以内の接近が見られました。また3時43分にはISSも南から東に飛行するのが見られるので、なんとなく起きていることとなりました。気温もそこそこでぐっすり寝られそうでしたが、休日だし無理もまた楽しです。

Celestoron Telescope C8 + Pentax K5


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深夜2時43分の月と木星を135mmで撮しました。


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その後 K5 を観測室の C8 に取り付けて月齢23.1を撮しました。
「二十三夜」はかつて月待ちの宴につかわれた下弦翌日の月です。


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実は深夜3時頃の月には雲もかかり幻想的でした。
月面撮影のときに無かった雲の発生です。


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その頃はときどき月に月光冠がかかり、木星の光度が落ちない頃を狙って
ツーショットを撮影しました。


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せっかくの天体観測なので C8 で木星の月を狙ってみました。
木星からみて左上がカリスト、左下がエウロパです。
木星本体5時の位置に裏から廻ってきたガニメデが
わずかに顔を出しています。


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K5 で撮した木星を15枚スタック処理しました。
画像は Webカメラ で一気に500枚ほど合成すると見栄えも上がります。
K5 の動画ファイルも読み込めるので、この機能を使えばよかったです。

今年の4月16日、ISSの月面通過が観測できることがわかりました。
出しそびれていた画像です。


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観測適地も見つかり Lumix G2 の動画で撮影しスチールだししました。


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これで太陽面の通過と2大チャレンジに成功しました。


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さて、すでに昨日の朝になりましたが、雲をぬけてきたISSの飛行です。
月光冠は綺麗でしたが、ISSには少々邪魔でした。


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拡大しました。
明け方の東に消えていきました。
(星の動きに合わせたガイド撮影です。)


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7月24日の日の出です。


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しばらくして再び太陽を見たら・・・
電柱の左上に幻日が出現していました。


_IMG0092.JPG


太陽を遮るものがなかったので、ドームのスロープを利用しました。


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月と木星、月光冠、国際宇宙ステーション、そして幻日。
贅沢な徹夜でした。

Comments [2]

No.1

先生寝ないで観測したんですか!大変だったと思いますがその日睡魔に襲われて…大変なんてことに?でもいい観測が出来て良かったですね。今度ほかの写真も見せて下さい。

どうせ寝苦しく熟睡できないときは、起きていても体力消耗は少ないかもしれません。(この日は涼しかったですが・・・)色々な現象が続いていて、結果的には起きていて得したような徹夜でした!

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