当麻喜明

国際宇宙ステーションの拡大撮影-103P/ハートレイ第2彗星

2010年11月29日 | 当麻喜明 | Comment0

1.jpg 高度320Kmの国際宇宙ステーション

タイトル画像は、実際の等倍切り出しをさらに拡大しています。ハートレイ第2彗星撮影後の機材をそのまま使用しました。ハレー彗星が接近した1980年代のPENTAX鏡筒です。25年前の機材です。米国レーガン大統領がISS計画を発表したのがちょうどその頃です。最初の組み立てが1998年に行われ、12年を経て完成しました。

PENTAX 100EDUF + Pentax K5


2.jpg


月齢25の月です。

この日の早朝5時に嵐山「丸木美術館」付近で国際宇宙ステーションの
月面通過が観察されることはわかっていました。
地図上にラインを引いたらちょうど適地に見えました。

所沢では月の北側を通過することになります。


3.jpg
10秒露出4枚重ね(iso800)


はじめにハートレイ第2彗星を撮しました。

観測室では月明かりと山桜の枝にかかる状況でしたから、好条件とは
言い難いのですが、すぐ近くにM46、M47という散開星団があり
「借景」は最高です。


4.jpg


分かりやすいようにポイントを入れました。


5.jpg


昇ってきた金星です。日本の探査機「あかつき」が接近中です。


miss.jpg
PENTAX 100EDUF(FL400mm F4) + K5 1/2000 iso800

そして国際宇宙ステーションの拡大撮影です。

なんとか形が分かるようには撮せました。

約320Km離れたところにあるサッカーコートほどの構造物です。
ソユーズ宇宙船とのドッキングのため少し高度を上げました。

直径1.2mの地球に対して3.2cm上空の宇宙を飛行中の
国際宇宙ステーションです。

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