冬の天の川の辺を通過していくハートレイ第2彗星。11月2日のタイトル画像とほとんど区別が付かないはず。感度の高い冷却CCDカメラには、まんべんなく星屑が捉えられます。これが自宅での作例ですが、遠征し条件の良い空を求めると、相当睡眠時間を削ることになります。昼は丘陵の自然に出たいのでこの観測パターンが自分向きです。
TeleVue jenesis 100mm F5 + BJ-30C & BORG 101ED F4EDレデューサーDG + SIGMA 150mm F2.8 MACRO + Nikon D5000
2010.11.5 3h30m- BORG 101ED F4EDレデューサーDG + NIkon D5000
APS-Cで400mmまで画角を落としましたが、見慣れた星々は見あたりません・・・
SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG HSM + Nikon D5000
150mmでやっと「こいぬ座」が視界に入りました。
さらに広角では冬の大三角と一緒に捉えられますが、イメージの小さなハートレイを
確認するには神眼が必要になるので、このくらいが、ほどほどの画角です。
翌6日の撮影です。層雲がうすく均一に拡がるも「快晴」に分類される星空です。
前日は穏やかで、透明感もシーイングも最高でした。
6日はシーイングは良いのですが、透明感が並みでした。
6日の冷却CCDカメラ、BJ-30C による撮影です。
2500mm相当の望遠になっています。
最後はそのまま、M42オリオン大星雲に向けてみました。
「星のゆりかご」とも言われる、新しい「太陽」誕生の現場・・・
そして標題の「ハートレイ第2彗星」・・・彗星の蒔く「有機物」が
生命のふるさとではないかと言われ始めています。
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