ドロホコリの仲間,たぶんマンジュウドロホコリだと思います。いい名前です。黒糖饅頭みたいです。偶然に未熟体も観察できたので報告します。
Pentax K5Ⅱs + Olympus OM-D E-M5
10月15日,2ヶ月ぶりの健康診断の日でした。採血から診察の間を
利用して,近くを歩きました。
収穫はアカボシゴマダラだけではありません。松の葉の
ようなオナガグモを見つけました。
車道から林縁を見ていたら,いいものを見つけました。
心の中で「ラッキー!」と,叫びました。
これはあまり見かけたことのない,未熟な粘菌の子実体です。
これが15日。なんか「ゆるキャラ」の着包(きぐる)みの
ようです。週末は田んぼ作業があり再び観察に行ったのは,
19日になりました。すっかり変貌!これはドロホコリの仲間で,
マンジュウドロホコリではないでしょうか。
さて,ほぼ中ほどに地味な蛾がとまっています。
ナミテンアツバのようです。
ここにも同じ蛾が隠れています。
何度も見かけたナミテンアツバでしたが,初めて翅の線や黒点,
ギザギザの模様の意味がわかりました。
これでは,せっかく枯葉に擬態していてもわかりません。
ナミテンアツバの擬態って実はすごいんですね!
別のところで,19日にみつけた(多分)マンジュウドロホコリ。
粘菌に「擬態」という生き方はないでしょうが,背景にまぎれ
見つけにくい色艶です。
21日には胞子を出し始めていました。スプーンで,少し胞子を
分けてもらいました。生物顕微鏡で胞子を観察する粘菌第一号は,
私らしく饅頭ドロホコリになりそうです。
Comments [2]
No.1吉田 隆介さん
胞子での検証とは・・・素晴らしい。
今後の同定はお願いした方が良さそうですね。
未同定の物は幾らでもありますのでよろしく!!!
tomaさんから 吉田 隆介さんへの返信
顕微鏡写真用のカメラアダプターを、牛乳パック素材を固く巻いて自作しました。速報コラムを書きますので確認してください。
図鑑の記述のような姿を確認しました!
胞子レベルの同定に役立ったらうれしいです。
しっかり撮影の腕を磨いておきましょう。
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