当麻喜明

饅頭か泥かーマンジュウドロホコリ

2015年10月23日 | 当麻喜明 | Comment[2]

001.JPG 2015.10.21 chocolate

ドロホコリの仲間,たぶんマンジュウドロホコリだと思います。いい名前です。黒糖饅頭みたいです。偶然に未熟体も観察できたので報告します。

Pentax K5Ⅱs + Olympus OM-D E-M5



002.JPG

003.JPG

10月15日,2ヶ月ぶりの健康診断の日でした。採血から診察の間を
利用して,近くを歩きました。


004.JPG

005.JPG

収穫はアカボシゴマダラだけではありません。松の葉の
ようなオナガグモを見つけました。


006.JPG

007.JPG

車道から林縁を見ていたら,いいものを見つけました。
心の中で「ラッキー!」と,叫びました。


008.JPG

これはあまり見かけたことのない,未熟な粘菌の子実体です。


009.JPG

010.JPG

これが15日。なんか「ゆるキャラ」の着包(きぐる)みの
ようです。週末は田んぼ作業があり再び観察に行ったのは,


011.JPG

012.JPG

19日になりました。すっかり変貌!これはドロホコリの仲間で,
マンジュウドロホコリではないでしょうか。


013.JPG

014.JPG

さて,ほぼ中ほどに地味な蛾がとまっています。


015.jpg

ナミテンアツバのようです。


016namitenatuba.JPG

ここにも同じ蛾が隠れています。


017namitenatuba_03.JPG

018namitenatuba_02.JPG

何度も見かけたナミテンアツバでしたが,初めて翅の線や黒点,
ギザギザの模様の意味がわかりました。


019.JPG

これでは,せっかく枯葉に擬態していてもわかりません。
ナミテンアツバの擬態って実はすごいんですね!


020.JPG

別のところで,19日にみつけた(多分)マンジュウドロホコリ。
粘菌に「擬態」という生き方はないでしょうが,背景にまぎれ
見つけにくい色艶です。


021.JPG

022.JPG

21日には胞子を出し始めていました。スプーンで,少し胞子を
分けてもらいました。生物顕微鏡で胞子を観察する粘菌第一号は,
私らしく饅頭ドロホコリになりそうです。


Comments [2]

No.1

胞子での検証とは・・・素晴らしい。
今後の同定はお願いした方が良さそうですね。
未同定の物は幾らでもありますのでよろしく!!!

顕微鏡写真用のカメラアダプターを、牛乳パック素材を固く巻いて自作しました。速報コラムを書きますので確認してください。
図鑑の記述のような姿を確認しました!
胞子レベルの同定に役立ったらうれしいです。
しっかり撮影の腕を磨いておきましょう。

コメントする

公開されません

← ホーム  ↑ トップ