我が家の「窓」周りには、最低3固体ほどのヤモリが生息しています。きっと、許容量の多い私でも不快に感じる虫を、ときに退治してくれているのでしょう。彼らの足裏には凄い技術がつまっています。
Nikon D300 & Pentax MX-1
尾は短く、頭部が大きな固体。
尾が長く、恥ずかしがり屋の固体。
網戸の向こうにいたので、足裏がしっかり撮影できました。
ヘラのような白いゼブラ構造に秘密がありそうです。
網戸なら指が引っかかり、垂直に移動出来たとしても不思議では
ありません。しかし彼らは天井も歩けるし、きれいなガラスも
垂直に登ります。
再び、脚(足裏)の観察。
ゼブラ模様の白い部分は、ヒトの髪の毛の1/10位の細いパイプから出来ています。その数、一本の足に50万本!さらにその一本一本が、100-1000本の「へら」状のチューブから出来ているそうです。
ヤモリの足裏の仕組みから学んだ、くっつく力が取り出せる「カーボンナノチューブ」の束は、日本企業により製品化されたそうです。しかし素早くくっつき離せる「ヤモリ」の足の真似は、まだまだ先になるということです。今のヒトの技術は接着までは真似られましたが、離せないのです。
我が家ではヤモリも身近ですが、それと同じくらい「塩分」も身近です。ヒトは、塩分を一日10g必用とし、健康ならそれくらいは排出されているはずです。画像は最近撮した食塩「塩化ナトリウム」の大きな結晶です。
あまり成長していない、食塩の結晶。これもきれいですね!
こちらは硝酸カリウムの結晶。身近なこれらの結晶は、
30倍もあれば観察可能ですが・・・ヤモリは足裏の秘密を、
簡単には教えてくれません。
Comments [2]
No.1m-tadaさん
ヤモリの足裏、いやぁ~これは凄い!!
感動ものです!! そうですか、こんな風になっているの
ですか。面白いですね。
食塩の結晶。きれいですね。
大学の実験で、結晶を作ったのを思い出しました。
結晶作りは・・・下手でしたっけ・・・・。
tomaさんから m-tadaさんへの返信
何年か前、室内のお菓子の空き箱の中に越冬中のヤモリがいました。春先、覗いたら乾燥して屍でした・・・
そんなご先祖もいたのですが、我が家にヤモリは定住しています。足裏は偶然見つけ、構造が興味深かったです。
ネコの肉球といい、ヤモリの微細なヘラといい、生き物のデザインは不思議ですね!
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