当麻喜明

粘菌が公民館にデビュー

2015年11月 2日 | 当麻喜明 | Comment0

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山口地区文化祭が10月31日、11月1日に開かれました。私は粘菌の写真と「トトログッズ」の販売に協力しました。すでにこのコラムで公開した写真もありますが、改めて再録します。

Pentax Q7 + Pentax K3 + Olympus OM-D E-M5


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「楽しい!」も文化祭のキーワードでした。


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所沢市のゆるキャラ「トコろん」の塗り絵をした子供たちが、
記念撮影をしてもらいました。


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私の分担は他にもあったので、なかなか展示コーナーにはいられ
ませんでした。


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粘菌は生物分類の中で植物的な時期と動物的なときを推移する、きわめて自由な生き方をしている私たちの仲間です。
19世紀の初めまで、「生物は動物と植物の2界に分類できる」。この考えが主流でしたが、考えは徐々に深まりました。3界説では、動物でも植物でもない生き物としてキノコやカビ、藻類などを含む「菌類」が追加されました。
さらに単細胞生物のグループ、原生生物(プロチスタ)界とモネラ界が追加されました。バクテリアや水中で生活する藻類の仲間で、細胞の核が細胞質と区別されていない仲間をモネラ界としました。それ以外が原生生物界です。
粘菌類は、動物でも植物でもなく原生生物(プロチスタ)界に入ります。粘菌の生き方は原生生物界にあっても、かなり自由で私の憧れの生き方をしています。

-展示コーナーの解説文-


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赤い変形体から生まれたウルワシモジホコリ。


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黄色い変形体が子実体に変化します・・・


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ダイダイモジホコリとツヤエリホコリ。ツヤエリは当日会場では
展示できなかった画像です。


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マメホコリとエダナシツノホコリ

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ムラサキホコリ系の粘菌とマメホコリ

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エダナシツノホコリ(未熟体)とシロウツボホコリ

子実体になる条件が一致し、彼らの餌となるバクテリアや菌類が
同じものだったりすると、しばし共生している風景が観られます。


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姿が面白いユニークな粘菌の例で、紹介してみました。
タマツノホコリとホソエノヌカホコリ。


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この写真の、粘菌たちの大きさがわかりますか?
ご覧のように極めて小さいのです。

一般的には高さ1~1.5mm、子実体(キノコのような姿)の丸い頭の直径は0.2mmくらいです。
写真はとても大きくなっていますので、美しく華麗で不思議な世界を伝えています。

-展示の解説文-


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私はもう一つ「トトログッズ」の販売に協力していました。
ご寄付いただいた皆様、ありがとうございました!!


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初日、私たちのグッズコーナーの隣で活躍された実行委員会の
長谷川さん。(机上の似顔絵見本は私です。)


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笑顔が生まれた地区文化祭でした。偶然25年くらい前の教え子にも
再会できました。なにより私自身が笑顔になった文化祭でした。

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