当麻喜明

狭山丘陵 菩提樹池から復元田んぼへ(2)

2010年5月25日 | 当麻喜明 | Comment0

雑木林のシャンデリア@2010.5.22

早春のモミジイチゴからエゴノキにバトンタッチされたような丘陵の木々の花の装い。再び訪れた菩提樹池は季節がどんどん廻っていく・・・小さなカエルが足下から跳びはねた。

今日は PENTAX K7 のサブカメラ探しもかねて、コンパクト・デジカメのみで散策してみました。

Sony DSC-H10


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池の奥から覗き込むと菩提樹池はこんな感じです。

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マダラアシゾウムシを発見!!

くちゃくちゃになった枯れ葉がくっついているようなものを、よく見たらゾウムシでした。
足の模様や食草の樹に似た身体のコブなどすぐれた擬態です。

いつも観察をするときは、来た道をもどったり二回りしたりするのですが
すぐに見破るときもあります。

最近暗い天体をみるときはコンピューターに接続した架台を使っています。
「昆虫探し」は「銀河探し」で忘れていたアナログ導入のようです。

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サトキマダラヒカゲとスズメバチが樹液のところに集まっていました。

わからない名前の昆虫に出会ったときは、自分のオリジナルでよくある名前をつなげてみます。
すると不思議・・・半分くらいあたっていることがあるんです。
時々「ナンジャモンジャ」と呪文を唱えます。

次は明らかに尻を上げた昆虫です。

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ヤマトシリアゲといいます。見かける機会が多くなりました。

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池周辺が整備され不正投棄のゴミも片づきました。
まだ水面は濁っています。

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オオアメンボがジャンプしながら移動していました。大きいなあと思っていたら
日本最大のアメンボでした。

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カラスアゲハがゴミの片づいた土面で給水していました。

Sony DSC-H10 の10倍ズームは助かります。ただシューティングスタイルで
覗けるファインダーがないので、背面の液晶で対象を探すのは難しいです。

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池から田んぼに向かう小道からの風景です。

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キイロクビナガハムシ・・・8mmクラスの甲虫が三作続きます。

見事な前翅(し)の点刻です。

昆虫の「羽根」を生物学用語では翅(し)といいます。成虫になると持てる特権です。
幼虫が成虫にかわるとき「羽化」というのはそのためです。
しかし「翅化」とはいいません・・・難しいコロコロ変わる日本語表現です。

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ルリクビボソハムシ(シナノオオミズクサハムシではなく)、これこそ本人だと思います。

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コガタルリハムシだと思います。

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シャチホコ(ガ)の仲間だと思います。翅に黒斑点があるようなので白っぽい
キシャチホコなのか、清潔感のある個体でした。

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カルガモは池や田んぼ周辺で見かけます。

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シオカラトンボも普通になってきました。数個体のオスを見付けました。

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ベニシジミ・・・角があるのではなく少し見上げた姿勢をとっているところです。

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ウスモンカスミガメ、黒いマントをまとった「ダースベイダー」のようだと覚えておこう。

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ヒゲナガハナノミの櫛形の触角が閉じると東京タワーのトラスト構造のようでした。
(ちょっと古い表現でした・・・)

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ヒゲナガハナノミ(上♂、下♀)です。後日行った西久保湿地にもたくさんいました。

上から見ると胸部の模様が「クレヨンしんちゃん」の顔に見えます。
しかも「バイバイ」という仕草のようなので長い報告もこれで「バイバイ」です。

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