当麻喜明

狭山丘陵 自宅にコミスジ・森にコサナエ-5月9日の「みどり森」(3)

2010年5月14日 | 当麻喜明 | Comment[2]

自宅に来たコミスジ@2010.5.9

我が家のリフォームの時、大瀧さんに設計してもらった「出入りの出来る大きな窓」は家でくつろいでいるときの観察窓です。蝶道があるようでときどきカメラを向けるときがあります。「みどり森」に出かける前にふらっとコミスジが遊びに来てくれました。

TAMRON 60mm F/2 MACRO + Nikon D100 & SANYO Xacti CA6


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面白い複眼の様子が観察できました。トンボは色がいくつかあって、吸い込まれる美しさを感じますが、蝶の「模様」にも感心します。私の知らない進化のデザインなのでしょう。

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ヒメウラナミジャノメ、これはみどり森の草原で観察しました。

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オスでも姫(ヒメ)というのですね。小さい、かわいいを指す昆虫用語です。

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森の入口で会ったN氏に教えてもらった「ギンメッキゴミグモ」です。
これがメッキなのはメッキこぼれしていて剥げているところがあるからなのでしょうか。

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メッキはよしとして「ゴミ」グモとは少し可哀想なネーミングです。とても美しくキラキラしていたので何枚も撮してしまいました。(本当は 60mm のピント出しが難しかったのです。)

8kokamenokotentou.JPG

コカメノコテントウです。テントウムシの背中の模様など去年まではあまり関心がなかったのですが、今年は指輪にしたいくらいのはまりようです。「シーモンキー」という海生のエビの幼生に、のめり込んでしまった人用に指輪型の飼育びんがありました。テントウ虫デザインの生活グッズなどもいくつか知っていますよ。

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枯れ葉に擬態できるルリタテハです。

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表は鮮やかな瑠璃色が・・・

・・・しかし身体には風雪の跡が記録され、表側でも擬態が可能な越冬個体でした。

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草原に「コサナエ」、006番目の個体です。

今年の新しい観察種のトンボにナンバーを付けることにしました。
私は控えめに 06 くらいでもと考えていましたが、夢大きいO氏が 006 にしたんです。

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みどり森の入口を、西に丘を登れば「西久保湿地」には早く行けます。
トンボ池経由だと鳥たちと出会いながら行くことが出来ます。

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今日は旧友の、ここで観察指導なども行っているN氏にお会いできましたが、なんと小中学校時代の同級生にもばったり会うことが出来ました。このコラムも時々読んでくれているようなので最後にプレゼントです。決して摘んではいけない野の花です。

フデリンドウの花束(つぼみ達)です。

Comments [2]

No.1

美しい写真ありがとう。今でもこんな環境が残っているのですね。子供のころ出会ったすっかり忘れてしまっていた感動にまた出会った気分です。自分は昆虫よりも一緒に写っている緑に引きつけられました。疲れた時は狭山丘陵の自然に会いにきます。

No.2

5月になって気が付いたら、私や大瀧さんの写真に俄然「緑」が目立つようになりました。冬の間はこの色を心待ちにしていた気がします。大瀧さんはコンクリートの建物にも「設計者の心」が隠されていることを教えてくれます。私は地球から遠い世界の光を届けたいとも思っています・・・しかし今は二人ともカメラのファインダー越しの5mm程度の生き物の「命」に強い関心を持っています。コメントありがとう!!また訪問してくださいね。

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