この日も沢山のシオヤトンボを見ましたが、羽化中のヤゴは発見できませんでした。4月終わりから5月はじめの数日に「集団羽化」したのだと思います。しかしこの日、新たなトンボの種を確認するとは思ってもみませんでした。O氏が森を後にしてから数時間後の遭遇でした。
SANYO Xacti CA6 & LUMIX G1 + PENTAX-DA 1:2.4 70mm Limited
暗く見難いですが、橋桁の手前に、ちょっと変わったトンボがとまっていました。
腹部後端が黒く青いラインが弧を描いています。じっととまっているところを見ると
羽化したてのようです。
その後ふわっと飛んで木道の上に泊まり直してくれました。
特徴を検索しても似たものがなく、未熟個体の シオカラトンボのオス
なのかなあと同定しました。
しかし時期としては少し早い気がします。
ヒメビロウドコガネが葉の先端で一休みしているようでした。
横から見ると結構「腹部」はメタボっぽいです。やはり登り詰めたところで
一息ついているところのようです。
トビイロオオヒラタカメムシが葉にとまっていました・・・
金属光沢とはほど遠い泥まみれのようなカメムシでした。
種類が不明ながらも光沢をもった小さなカメムシです。
ジョウカイボンの表情はどこか豊です。ほろ酔いかげんのおじさんのようです。
シモフリコメツキの身体を折り曲げる蝶つがいのような構造は見事です。
日に透けた表側の模様を見ると「キタテハ」のようです。
私は捉えることが出来ませんでしたがO氏が報告してくれました。
アブの仲間でしょうか。花に潜るとすぐに花粉まみれになりそうです。
見上げてみるとミズキが花をつけています。
かたまって咲いて地味ながらも存在を主張しています。
こんなにあったのかと思わせるくらい、雑木林を紫に染めるフジの花。
我が家にもあるフジ棚のフジの花を見た中学生が
「あれってブドウだよね?」
「ブドウなら食べられちゃうよ。ラベンダーだよ。」
なんと愛嬌のある会話でしょう。
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